田舎おじさん 札幌を見る!観る!視る!

私の札幌生活も17年目を迎えました。これまでのスタイルを維持しつつ原点回帰も試み、さらなるバージョンアップを目ざします。

札幌ジュニア・ジャズ・スクール コンサート

2016-01-25 21:27:41 | ステージ & エンターテイメント
 ドコモ北海道ビルのホール内に札幌ジュニア・ジャズ・スクールのビッグバンドの音が響き渡った。1月23日(土)午後、近くのドコモ北海道ビルでコンサートがあると知って駆け付けてみた。 

          
          ※ 札幌ジュニア・ジャズ・スクールの小学生の管楽器部門です。

 札幌ジュニア・ジャズ・スクールとは、HPで次のように紹介している。
 「『札幌・ジュニア・ジャズスクール』は、札幌市南区に位置する札幌芸術の森を会場に、全国でも珍しい小中学生を対象とする1期1年のジャズスクールです。
 このスクールの目的は、やらされる音楽ではなく、自ら楽しむことのできる音楽環境を提供すること、ジャズを通して参加する子供達の自己表現力や協調性を高めてもらうことにあります。また、道内屈指の野外ジャズフェスティバル「サッポロ・シティ・ジャズ」との連動により特色ある地域音楽文化の醸成を目指しています。
 1年間のスクールでは、小学生クラスによるビッグバンド編成の「SJF JUNIOR JAZZ ORCHESTRA」と中学生による「Club SJF」という2つのジャズバンドを編成し、毎月5回程度の定期スクールを重ねながら、道内各所で行われる音楽イベントに出演し演奏を行います。また、この小中学生のジャズへの取り組みを他地域に普及させるための地域交流クリニックや音楽を通した社会貢献活動を体感してもらうための社会福祉演奏会等の活動を行っていきます。」

 歴史は今季が16期ということなので、設立から16年が経過しているようだ。

          
          ※ こちらはドラムスやギパーカッション、ギター、ピアノなどの部門です。

           札幌ジュニア・ジャズ・スクールの場合、つなぎの服がユニフォームのようです。

 コンサートは、小学生のバンドと、中学生で構成するバンドの二つのバンドの演奏があった。
 HPの紹介にもあるように、毎月5回程度しか集まることができない、というハンディを背負いながら、小学生のバンドでもしっかりと音が出ていた。ただ、彼らには少し辛口となるが、室内で音が反響して粗さが目立たないという点を差し引かねばなるまい。
 実は2年ほど前、SAPPORO CITY JAZZのパークジャズライブにおいて彼らの先輩の音を聴いたことがある。戸外での演奏だったことで、やや粗さが気になったことがあった。
 それでも今回の演奏では、本格的な曲を次から次へと披露してくれた。曲をメモしようとしたのだが、司会者の英語の発音がいま一つ分からずメモすることができなかったのは残念である。

          
          ※ 中学生の管楽器部門ですが、サックスは見事に女性ばかりでした。

 途中、スクールが用意したジャズに合せた体操やクイズを楽しんだ後、中学生クラスのコンサートに移った。中学生の場合は、「Club SJF」と称していることからも、おそらく小学生クラスから再び活動を望む者で構成されているのだと思われる。
 中学生になると、一人ひとりの音がしっかりしてくる。人数的には小学生クラスより少ないのだが、音自体はすっかり洗練され、ジャズらしい音を楽しませてくれた。
 中学生くらいになると、将来のプレイヤーを目ざす人もいると思われる。事実、私は過去にあるライブハウスで札幌ジュニア・ジャズ・スクール出身者だという方のジャズを聴いたことがある。

          
          ※ こちらは中学生のパーカッションなどの部門です。中学生のユニフォームは黒色でした。

 毎年、受講生が交代するということで、指導者も大変なことだろう。16年間もこのような活動が継続されてきたことは関係者の知られざるご苦労があったものと想像される。
 札幌の文化創造の一翼を担われているという誇りを抱きながら、これからも継続されていくことを望みたいと思った札幌ジュニア・ジャズ・スクール コンサートだった。(なんだかすっかり老成したかのような結論ですなぁ…)