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私の札幌生活も17年目を迎えました。これまでのスタイルを維持しつつ原点回帰も試み、さらなるバージョンアップを目ざします。

冬の豊平川河畔を遡る 16

2016-01-05 21:07:13 | 冬の豊平川河岸遡行スノーシュートレッキング

定山渓大橋 ⇒ 二見吊橋

 本日のタイトルを見て「あれっ?」と訝る向きがあるのではないだろうか?「なんでいきなり16なの?」と…。いやいや、これにはそれほど深くない訳があるのです。ということで、今日(5日)私は定山渓の温泉街を通過するのに四苦八苦したのだった。

 まず、№16について説明せねばなるまい。
 私は過去、2011~2012年にかけて、豊平川河口から定山渓まで川沿いに遡った経験がある。それで私は豊平川を遡行することは終了と考えていた。その際の投稿は下欄のそれぞれをクリックください。

 ◇冬の豊平川河畔を遡る 1
 ◇冬の豊平川河畔を遡る 2
 ◇冬の豊平川河畔を遡る 3 
 ◇冬の豊平川河畔を遡る 4
 ◇冬の豊平川河畔を遡る 5
 ◇冬の豊平川河畔を遡る 6
 ◇冬の豊平川河畔を遡る 7
 ◇冬の豊平川河畔を遡る 8
 ◇冬の豊平川河畔を遡る 9
 ◇冬の豊平川河畔を遡る 10
 ◇冬の豊平川河畔を遡る 11
 ◇冬の豊平川河畔を遡る 12
 ◇冬の豊平川河畔を遡る 13
 ◇冬の豊平川河畔を遡る 14
 ◇冬の豊平川河畔を遡る 15
 ◇冬の豊平川河畔を遡る エピローグ編


 ところが昨年、NHK・TVが「豊平川を遡る」という趣旨の番組を放映したのだが、その時はタレントを河口から豊平峡ダム(定山湖)まで案内していた。そのときは「ふ~ん。そんなものか…」と思っただけだったのだが…。
 
 昨年末、定山渓の奥の迷沢山をスノーシューで攻めようとして敢え無く敗退した帰り道、スノーシューのトレーニングを兼ねて、定山渓から豊平峡ダムまで行くというものいいなぁ、というアイデアが浮かんだ。そしてその帰り道、その可能性を探るため、「定山渓大橋」と定山渓の奥に架かる「いこい橋」を偵察し、なんとかなりそうだという感触を掴んでいたのだ。
 そこで、今日は2012年の続編ということで16としたのである。

          
          ※ 今回のスタート地点となった「定山渓大橋」とその下に架かる人道橋です。

          
          ※ 同じくスタート地点から豊平川上流の温泉街を写したものです。

 朝、出遅れてしまったのはまずかった。
 スタート地点、つまり2012年のときの終点となった「定山渓大橋」のところに着いたのが10時30分だった。用意を整え、行動を開始したのは10時45分、すでに昼近かった。
 定山渓の温泉街は、「定山渓大橋」と「月見吊橋」の間約500mに主なホテルが林立するいわば中心街といってもよい地域である。私はこの間を、ぜひとも川沿いを歩いてみたいと思った。天気は雪が降ったり止んだり、はっきりしない天気だった。
 「定山渓大橋」から川沿いに歩こうとすると、ちょっと行っただけで行き止まりになってしまった。ホテルの湯揚げポンプ小屋らしきところ先は崖になっていて進めないのだ。
 しかたなく戻って、崖状の上を歩くことにした。しかし、そこも困難が伴った。何せ各ホテルが豊平川を望むギリギリのところに建物を建てているのだ。私は土止めを施してあるところを慎重に横切るように進んだ。

          
          ※ 川沿いをあきらめ崖の上に出てから豊平川を望んだところです。

          
          ※ この斜面を横切るときはこの日一番緊張した瞬間でした。

          
          ※ 写真のように土止めをした個所が何か所もありました。

 そこを無事に越えると、再び川岸に導かれた。「今度は川沿いを進めるかもしれない」と思う間もなく、またまた崖と水面に遮られてしまった。残念だったが、私はスノーシューを脱いで、道路に出るより他に選択肢はなかった。
 道路に出ると、直ぐに「月見橋」に至る道路に導かれた。「月見橋」の袂には「定山源泉公園」という公園が川沿いに造成されている。私はそこから「月見橋」をくぐり上流へ行けるのでは、と目論みを立てたのだが川沿いに歩けるようなとこは見当たらなかった。

          
          ※ 川沿いに出ることができ、間近に真駒内川を見たところです。

          
          ※ この箇所から前へ進むことはできませでした。

 そこで、以前に定山渓ウォーキングコースとして紹介され、私も実際に歩いた「月見橋」から「二見吊橋」を経由して「いこい橋」に至る森林浴コースを辿ることにした。
 かつて知ったる森林浴コースは冬も歩いている人がいるようで、スノーシューは必要なくツボ足で歩くことができた。
 ところが!「二見吊橋」のところまで来ると、「橋の補修工事のため、この先通行禁止」となっているではないか!手の施しようがない。私は来た道約500mをとぼとぼと引き返すのだった。

          
          ※ 雪の中で目立ちませんが、白いテントに包まれた「二見吊橋」が見えるでしょうか?

          
          ※ 無情な掲示が行く先を閉ざされてしまいました。

 イレギュラーなこの日のコースに私は一日中苦しめられることになった。
 結局、私は「月見橋」まで戻ったのだから、スタートからわずか500m進むのに1時間半くらいかかってしまったことになる。
 この後もなかなか手ごわいコースだったが、明日レポートすることにする。