スノーシューの軽い足慣らしに、と出かけた盤渓山だったが、とんでもない見込み違いだった。私程度のレベルの者にとっては十分すぎるほどの登山だった。その上、冬特有の怖さもちょっぴり味わった。
※ 盤渓山々頂からの眺めをパノラマ写真に収めたとこです。山並みの向こうが札幌市街(西区方面?)です。
「石狩川河岸を遡る」プロジェクトを控えて、雪の状態とトレーニングを兼ね、自宅から比較的近い盤渓山に登ってみようと思った。盤渓山は標高も低く(604m)、ガイドブック「スノーハイキング」にも掲載されている山なので、私の中では「それほどでもないだろう」という思いがあった。
盤渓山の登山口は道々82号線を西野から小林峠に向かう途中に「妙福寺」という看板のあるところから右折して「盤渓市民の森」の駐車場に車を置き、登山を開始する。
※ 道々82号線に立つ「妙福寺」の大きな看板です。ここから右折します。
※ 車を停めた「盤渓市民の森」駐車場です。
駐車場からは妙福寺に通ずる道路を歩くが、10分ほど車道を上ると右に急カーブするところから左手に入山する。この日は先行者の足跡(スノーシュー跡)があり、特に迷うこともなくスノーシュー登山を開始することができた。
※ 「妙福寺」に通ずる道の途中から山に入ります。(左側)
私は自分でルートを見つけながら登らなくてはならないかなと考えていたので、先行者が付けてくれたトレースがあることはラッキーだった。
一方で、登るにつれて、盤渓山を軽く考えていたことが間違いだと気付き始めてもいた。当初はこのブログタイトルも「スノーシュー in 盤渓山」と考えていたが、とてもそんなお気楽なものではなく、本格的な登山を強いられていた。
※ 登山路のほとんどはこのようにきれいにスノーシューの跡が付いていたのですが…。
登り始めて40分くらい経過した頃だったろうか?地形図で云う最初の標高点を超えたあたりで下山中の二人の女性に出会った。朝早くから登山を楽しんでいたようだ。「私たちがルートをトレースしてあるから大丈夫ですよ」と心強い応援をいただいた。
※ 強風でスノーシューの跡が消されても、これくらいではなんとか跡を辿れたのですが…。
ルートはずっと尾根コースだった。天気は晴れていたが、尾根上は強い風が吹いて、前夜降った雪が舞っていた。そうすると、スノーシューの跡が瞬く間に埋まってしまうのだ。
跡が埋まりつつも、なんとかその先の跡を見つけながら徐々に、徐々に高度を稼いだ。
そうして何度目かの標高点に至ったときだった。スノーシューの跡がまったく見当たらなくなってしまった。これには私も戸惑った。というのも、初めからルートを見つけながらの登山ならその用意があったかもしれないが、すっかり先行者の跡を辿ることに頼り切っていた私は急に切り替えることもできず立ち止まるばかりだった。
※ 中腹にいたり目ざす盤渓山の山頂が樹間から望めるようになってきました。
※ ところがスノーシューの跡がまったく見えくなって、立ち往生してしまいました。
「これは引き返すしかないかな?」と思い始めていた時、後続の若いグループがやってきた。彼らは経験者のようだった。窮地を脱した私は彼らについて登山を続けた。
尾根コースを登る登山ルートは低山にしては急角度で高度を上げていくルートだった。特に山頂付近はストックだけでは支えきれず、周りの立木を利用しながらなんとか登りきった。
※ 窮地に陥っていた私を経験者が助けてくれました。先を往くのが助けてくれた彼らです。
途中、立ち止まったこともあり、登山の所要時間は標準時間を大幅に超過する2時間を要した。
山頂は低山にも関わらず、360度視界が効く素晴らしい眺めだった。ところが風が強い!ゆっくりと温かい紅茶などを楽しむ余裕はなかった。写真だけを撮り、早々に下山を開始した。
※ 先行者たちが頂上に立っています。強風で雪庇が見事に発達しています。
※ 盤渓山々頂の素朴な山頂標識です。
※ 山頂からの写真をもう一枚。一番高いところは藻岩山々頂です。
ところで雪の状態だが、やはり今の時期は粉雪状態で、処女雪の場合はかなり沈み込んでしまう。「石狩川河岸を遡る」場合は、誰も足を踏み入れていないところを歩くことになる。これは早まらずに、雪面が固くなる2月まで待った方が良いかも、と思い始めている。
う~む。悩むところである。
【盤谷山(スノーシュー) データー】
標 高 604m
駐車場 「盤渓市民の森」駐車場に5~6台ほど停められるスペース有り。
行 程 登山口(市民の森駐車場)→(120分)→盤渓山々頂
時 間 登山(120分)下山(45分)
天 候 晴、強風
登山日 ‘16/1/14
※ 盤渓山々頂からの眺めをパノラマ写真に収めたとこです。山並みの向こうが札幌市街(西区方面?)です。
「石狩川河岸を遡る」プロジェクトを控えて、雪の状態とトレーニングを兼ね、自宅から比較的近い盤渓山に登ってみようと思った。盤渓山は標高も低く(604m)、ガイドブック「スノーハイキング」にも掲載されている山なので、私の中では「それほどでもないだろう」という思いがあった。
盤渓山の登山口は道々82号線を西野から小林峠に向かう途中に「妙福寺」という看板のあるところから右折して「盤渓市民の森」の駐車場に車を置き、登山を開始する。
※ 道々82号線に立つ「妙福寺」の大きな看板です。ここから右折します。
※ 車を停めた「盤渓市民の森」駐車場です。
駐車場からは妙福寺に通ずる道路を歩くが、10分ほど車道を上ると右に急カーブするところから左手に入山する。この日は先行者の足跡(スノーシュー跡)があり、特に迷うこともなくスノーシュー登山を開始することができた。
※ 「妙福寺」に通ずる道の途中から山に入ります。(左側)
私は自分でルートを見つけながら登らなくてはならないかなと考えていたので、先行者が付けてくれたトレースがあることはラッキーだった。
一方で、登るにつれて、盤渓山を軽く考えていたことが間違いだと気付き始めてもいた。当初はこのブログタイトルも「スノーシュー in 盤渓山」と考えていたが、とてもそんなお気楽なものではなく、本格的な登山を強いられていた。
※ 登山路のほとんどはこのようにきれいにスノーシューの跡が付いていたのですが…。
登り始めて40分くらい経過した頃だったろうか?地形図で云う最初の標高点を超えたあたりで下山中の二人の女性に出会った。朝早くから登山を楽しんでいたようだ。「私たちがルートをトレースしてあるから大丈夫ですよ」と心強い応援をいただいた。
※ 強風でスノーシューの跡が消されても、これくらいではなんとか跡を辿れたのですが…。
ルートはずっと尾根コースだった。天気は晴れていたが、尾根上は強い風が吹いて、前夜降った雪が舞っていた。そうすると、スノーシューの跡が瞬く間に埋まってしまうのだ。
跡が埋まりつつも、なんとかその先の跡を見つけながら徐々に、徐々に高度を稼いだ。
そうして何度目かの標高点に至ったときだった。スノーシューの跡がまったく見当たらなくなってしまった。これには私も戸惑った。というのも、初めからルートを見つけながらの登山ならその用意があったかもしれないが、すっかり先行者の跡を辿ることに頼り切っていた私は急に切り替えることもできず立ち止まるばかりだった。
※ 中腹にいたり目ざす盤渓山の山頂が樹間から望めるようになってきました。
※ ところがスノーシューの跡がまったく見えくなって、立ち往生してしまいました。
「これは引き返すしかないかな?」と思い始めていた時、後続の若いグループがやってきた。彼らは経験者のようだった。窮地を脱した私は彼らについて登山を続けた。
尾根コースを登る登山ルートは低山にしては急角度で高度を上げていくルートだった。特に山頂付近はストックだけでは支えきれず、周りの立木を利用しながらなんとか登りきった。
※ 窮地に陥っていた私を経験者が助けてくれました。先を往くのが助けてくれた彼らです。
途中、立ち止まったこともあり、登山の所要時間は標準時間を大幅に超過する2時間を要した。
山頂は低山にも関わらず、360度視界が効く素晴らしい眺めだった。ところが風が強い!ゆっくりと温かい紅茶などを楽しむ余裕はなかった。写真だけを撮り、早々に下山を開始した。
※ 先行者たちが頂上に立っています。強風で雪庇が見事に発達しています。
※ 盤渓山々頂の素朴な山頂標識です。
※ 山頂からの写真をもう一枚。一番高いところは藻岩山々頂です。
ところで雪の状態だが、やはり今の時期は粉雪状態で、処女雪の場合はかなり沈み込んでしまう。「石狩川河岸を遡る」場合は、誰も足を踏み入れていないところを歩くことになる。これは早まらずに、雪面が固くなる2月まで待った方が良いかも、と思い始めている。
う~む。悩むところである。
【盤谷山(スノーシュー) データー】
標 高 604m
駐車場 「盤渓市民の森」駐車場に5~6台ほど停められるスペース有り。
行 程 登山口(市民の森駐車場)→(120分)→盤渓山々頂
時 間 登山(120分)下山(45分)
天 候 晴、強風
登山日 ‘16/1/14