閉まっている口には蠅は入らないとか、魚は口から死んでいくとかの同意語で
『口は禍の門[=元]』とも言われる。
うっかり言った言葉が後の災難を招くと言う事で
言葉は慎しむべきであるという戒めの意味がある。
「本音は隠しておけ」と言う事ではなく
言葉というのは受け取る人によって違った意味に取られたりする。
後先も考えずに喋らないように注意しなければならない…と言う意味で
元々は「口は禍の門・舌の根は身を滅ぼす剣」とかいう漢詩か何かの一説なのだそうだ。
黄門様と一緒に旅をしている“うっかりはちべえ”的なところが私にはある。
因みに、はちべえさんは本当の本名は八兵衛で町民なので名字はなく
食いしん坊で食うことばっかり考えてる。
だけどムードメーカーとして雰囲気を明るくしているのは事実で
唯一の特技は盗人の技術だと言う事だ。
まさか盗人の特技はないが、食いしん坊でひと事多いところは
汗が出るくらい似ているような気がする…。
以前も友人に浜田省吾の曲も良いけど、別なアーティストの曲も良いよ、と。
言われた事に対して、友人の好きな曲を否定し浜田省吾の曲の良さを、とうとうと語った。
そうしたら、誰だって自分の好きな曲を否定されたら良い気分ではない
せめて聴いてみるくらい、どうして言えない…そう言われた。
また 夫と話しをしていても、ある程度の事でやめておけば良いものを
つい…ひと事、余計な事を言って怒らせてしまう。
しまった!!と、思った頃はすでに遅く、夫はへそを曲げてしまったりする。
たしかに自分の意見が間違っていないとしても、ほどほどのところで止めておくのが得策なのだ。
文字は自分で見直す事が出来るが、言葉は出してしまったら元には戻らないところがある。
本当に言葉とは難しいと思う。
今日はそれで、ちょっと失敗をしてしまった…。
何か?って気になる事だろうが、口は災いの元! 口チャックする事にする。