7月31日土曜日は蒸し暑く、絶好のキャンプ日和。我々一家は、全会一致で、本年初キャンプへと出掛けることに決めた。
レガシィ2.0iのラゲッジに、テント・スクリーンタープ・BBQコンロ・寝袋等を詰め込み、いざ出発。
上手に積めば、必要最低限の後方視界は確保できる。このように積めるようになるには、ある程度の熟練というか慣れが必要ではあるが・・・
今回選んだ場所は「皆楽公園キャンプ場」。利用料は1人1泊200円と大変リーズナブル。受付をすると、「紙・残飯」「ビン・カン」「ペットボトル」「プラスティック」等と記された分別用のゴミ袋を渡してくれる。近年「ゴミ持ち帰り」というキャンプ場が増えつつあるが、やはりゴミを捨てていけるのはありがたいし、このゴミ袋サービスは大いに嬉しい。
13時30分頃に到着したのだが、この日は「つきがた夏まつり」の開催日であることもあってか、場内は大変賑わっていた。なんとかギリギリ、我が家のためのスペースを確保。
沼ではヤンマ等大型のトンボがビュンビュン旋廻していた。特にギンヤンマの数が多く、次女は「虫取り網持って来ればよかった~」と地団太を踏んでいた。
また、カラスにも方言というか訛りがあるようで、ここのカラス達はみんな一様に、「アオ・アオ・アオ」と啼いていた。
我々一家のキャンプ場選びにおいては、「犬同伴可」であるかどうかが重要なポイント。もちろん今回もチャロ君は参戦。飛び交うトンボの姿を、じっと凝視していた。
「なんちゃってキャンパー」である私が気になる「トイレ」は、水洗だが和式。トイレットペーパーは、スペアも含め備えられていた。
私は、和式トイレは苦手である。個人的な統計学からいえば、和式は圧倒的に、そそうで汚されている蓋然性が高いからだ。ズボンの裾にそれが付着しないように気を遣ったりなど、煩わしいことおびただしい。幸いなことに、この日のこの会場でのキャンパー達はみなさん行儀が良かったようで、目を覆いたくなったり、そこで用を足すのがためらわれるような場面には出くわさなかった。
このキャンプ場の嬉しいサービスは、隣接する「月形温泉ゆりかご」の割引券を中学生以上の利用者に配布してくれることだ。110円の割引なので、中学生以上であれば、実質1泊90円でこのキャンプ場を利用できることになるのである。
テントを張って流した汗を、きれいさっぱり洗い流す。いやあ、極楽、極楽。
さて、今回のBBQのメインディッシュは、例によって安物の焼鳥である。
だがそのかわり、今回はたれには大幅にコストを割くことに。友人のジンさんオススメの「スタミナ源 塩焼のたれ」を奮発!
それを紙コップに入れ、漬けては焼き、焼いては漬け・・・
いやあ、このたれ。まったくもって極上だった。もう、我が家は、安物の焼鳥はこのたれ以外では食さないことに決めた。激安鳥串が、なんともプレミアムな「塩やきとり丼」に変貌!胃袋ともに、ハートも満足感で充足された。すんばらしい。
さて、焼鳥とビール(発泡酒)でへべれけになっているうちに、気がつけば、とっぷりと日が暮れていた。
20時からは、おまちかねの花火大会が開演!約1時間に及ぶ、光と音のページェント。ロマンチックが止まらない。
花火の後は、小型懐中電灯に紙コップを被せた「即席ランタン」の灯りの元で、トランプの「ダウト」を一家で楽しむ。キャンプ初日の夜は、このように更けていった。
・・・だがしかし。満足して就寝した我々一家だったが、翌日未明1時過ぎに、激しい雨の音で叩き起こされた。そしてそのうち、テント内に雨水が浸入し出し、のんびり寝ていられる状況ではなくなってしまった。
そして、8月1日4時51分。我々は「勇気ある撤退」を決断。
妻は「ユニフレームUS-1800」で、急遽朝食をスクリーンタープ内で調理。
それが「シーチキンとなめ茸の炊き込みご飯」と「お湯を注ぐだけでできる味噌汁」である。
朝食後、雨が小降りになった隙に手早くテントを畳み、6時52分に自宅へと向かう。ちなみに、7時半過ぎに帰宅。月形町は、予想以上に、ウチから近かったのだ。
ああ、もっとゆっくりしていたかったが、お天道様ばかりはどうにもならない。だが、このキャンプ場を我々一家は気に入ったので、ゼヒ再訪したいと思っている。