見どころ満載の、実に面白いレースだった。
36周目。
順調に周回を重ねていたライコネンが、ピットストップ時のタイヤ交換ミスで、無念のリタイア。
この時のライコネンの怒りは、日本とバーレーンという遥かなる距離を越えて、私にもビンビン伝わってきた(^^;
タレたタイヤのベッテルを、フレッシュなタイヤで追い詰める、ボッタス。
その闘いは、ファイナルラップまでもつれるが、最終的にはベッテルが、なんとか彼を抑えきった。
ベッテルの「ドライバー力」にも感心するが、ひるがえってボッタスの走りは、やや優等生的に過ぎるような気がしてならない。
例えば、セナやマンセルがボッタスの位置に居たならば、もっとリスクを犯して、プレッシャーをかけただろうと思われるのだが・・・
結果、フェラーリのベッテルが、開幕2連勝。
とはいえ、今シーズンは、あと19戦もある。
5回目のチャンプを手にするのがベッテルになるのか、それともハミルトンになるのか・・・
それは、現時点では、まったく、予測がつかない。
今後の展開が大いに楽しみである
そして着目すべきは。
4位入賞した、トロロッソ・ホンダの、ガスリー!
過去3年。マクラーレン・ホンダが不調だったのは、「ホンダのパワーユニットのせい」だと思われていたのだが・・・
今年、トロロッソの成績がマクラーレンを上回れば、「ホンダは悪くなかったんだ」と、日本人の私は、堂々と言える。
そんな意味もあって、今後の「トロロッソvsマクラーレン」の闘いは、私にとって今年のF1観戦の最大の着目ポイントである。