獅子丸のモノローグ

☆気まぐれ不定期コラム☆

スズキ・クロスビー試乗記

2018年04月25日 | CARS&F1


 続いて我々取材班2名が向かったのは、スズキのお店。
 ターゲットは「クロスビー」である。
 試乗グレードは、最上級の「HYBRID MX 4WD」(6AT:税込車両本体価格214万5960円)。
 同社の「ハスラー」とほぼ同じイメージのデザインの、このクルマ。
 だが、セールスマン氏曰く。このクルマは決して「ハスラー・ワイド」ではなく、言ってみれば「イグニスにハスラーイメージの衣を被せたクルマ」なのだとのことであった。


 ほぼドライ路面となった今の札幌だが、試乗車は175/60R16のスタッドレスを履いていた。


 ブルーの指針や加飾が鮮やかな、メータパネル。
 同行のニータ氏は、「スタカンのカフェ・ブリュを連想しますネ!」と、微笑ながら語っていた。


 上級グレードだけに、ステアリングはもちろん、革巻。

      
 そのステアリングホイールに加え、メーターパネルや空調コントロールは、イグニスとの共用部品が多い。 


 シートは、一見肉薄だが、しっかりとカラダを支えてくれ、意外にコストが掛かっていると思料される。




 スクエアなボディでウエストラインが低く、Aピラーもしっかり立っているため、視界は全方位に渡って、大いに良好。
 こういう清々しい視界のクルマは、運転していてとても気分がイイし、ひいては「まずぶつけない」という、1次安全に寄与する。
 路上では、案の定、非常に軽快な走りをする。
 なんというか、アルトあたりにも通じる、イイ意味での軽さがある。
 いわゆるNVHは、潔く見切っているというか、切り捨てている感じである。
 勝手なイメージだが、それはまるでイタリアのコンパクトカーのように、このクルマを走らせる行為自体が、なんとも愉快痛快なのだ。
  

 「SPORT」モードを選択すると、エンジンとトランスミッションのツキが歴然と向上し、高回転を維持したチャキチャキ感溢れる走りとなる。
 まあ、個人的には、「MTで乗れれば、モード選択スイッチなんて不要なんだけどなァ」と思わないでもないが。
 いわゆる「自動ブレーキ」がマストとなりつつあるこの世の中では、MTはシュリンクせざるを得ないのかも・・・(涙) 
 

 汚れ物も、気兼ねなく放り込める、ラゲッジフロア。


 そこにある「ラゲッジアンダーボックス」も、気兼ねなく汚れ物が放り込める、プラスティック加工。
 スペアタイヤ未装着なのは、近年のクルマのトレンド(?)なので仕方がないか・・・(涙)
 

 とはいえ。スズキのクルマは総じて、運転していて、とても愉しい。
 曖昧さがなく、実直で素朴で、ストレートなのだ。
 ああ、自分も、このクルマのように、生きてみたい・・・

コメント
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