その昔。
「じゃあ、なぜ戦争は起きるんだ?」
と、吉田拓郎氏に問いかけたのは、小室等氏だったという。
真剣に真摯に理想を追いかけた時、相手方と理想像が異なっていれば、そこに軋轢が起きる。
その妥協点を探るのは、難しい。
そもそも、真剣に真摯なビジョンを持つ人は、「妥協」を許さない。
闘うのは、タイヘンだ。
傷つけ、傷つけられ、互いにボロボロになる。
「長いものに巻かれる」方が、間違いなく、楽なのだ。
だが、そんな人間ばかりでは、組織は劣化する。
あえて火中の栗を拾いに行く、そんな勇気を持てるその人を尊敬し、そしてエールを贈る。