土曜日。
私と尾車氏は、主にカタログ収集目的で、札幌市内を徘徊することに。
まず向かったのは、シトローエンのお店。
昨年日本に導入された「3代目シトローエンC3」に触れるためである。
試乗させていただいたグレードは「SHINE」(6AT:税込車両本体価格2,450,000円)だった。
「コバルト ブルー」のボディカラー。
そこに組み合わされたルーフカラーは、「ブラン オパール」というホワイト。
レッドのテールランプと相まって、なにかフランス国旗を思わせる。
メインのヘッドライトの上に眉毛のように描かれた、LEDデイタイムライト。
これが、「新世代シトローエンの顔」なのでありましょう。
サイドドアに貼られた「エアバンプ」は、一昨年に日本で限定販売された「C4カクタス」同様に、そこはかとなくSUVイメージ。
そこここにシルバーが散りばめられた、ブラック基調のインテリア。
文字のロゴやメーター指針の細さが、お洒落な雰囲気を醸し出す。
ドア内貼りにも、しっかりとデザインが施されている。
ドアストラップまでもが、なにかフランス製バッグの持ち手のようで、シックだ。
空調がタッチパネル式なのは私好みではないが、そこはそれ、シトローエンだから、許す。
「面圧でカラダを支える感じ」の、しっかりとしたシートに身を預け、エンジンに火を入れる。
走らせると、まずはステアリングが軽いことに、驚いた。
とはいえ、インフォメーションはしっかりしているので、不安感はなく、むしろ軽快感の演出に役立っているといえましょう。
足回りも、小さいクルマなのに、接地感に富み、しっとりとしなやか。
成人男性3名乗車だったが、1.2リッターターボ3気筒エンジンは、ブロロン!と軽快に吹け上がり、颯爽と街中を駆けめぐることができる。
ATについては、特にシフトアップ時に空走感があるというか、「船を漕ぐ感じ」があるのは否めないが、それはこのクルマの魅力を大きくスポイルするものではない。
ハイオクガス仕様ではあるものの、JC08モード燃費は18.7km/Lと、決して悪くない。
写真を撮り忘れたが、「スペアタイヤ標準装備」なのも、実用上見逃せないチャームポイント。
価格的にも、国産車と比して、やたらと高いワケでもない。
次の愛車は「スバルXV」になるだろうと考えていた私だが、この「シトローエンC3」も、候補のひとつに数えたいと思う。
いや、アラフォーあるいはアラフィフの、都会派女性にも、是非ご検討いただきたい(^^)