毎年恒例の「人間ドック受診」。
今回の集合時間はとても早く、朝の8時!
私はJR桑園駅より徒歩でその病院に向かい、着いたのは7時39分であった。
検診のメニューは、「身体計測」「視力」「聴力」「血圧」「肺機能」「眼圧」「血液検査」「尿検査」「検便」である。
それらを全てこなしたのは、10時過ぎのことであった。
この病院の検診でありがたいのは、もれなくランチが付いてくること!
前日21時から胃に何も入れていない腹ペコの私にとって、これはこの上なくありがたいプレゼントである。
10時11分に、カウンター席に着席。
私のオーダーは、例年どおり、「円山御膳(玉藤三元豚ロースカツ160g)」。
まずは、フリードリンクのコーヒーで、ノドと胃壁を潤す。
おまちかねの「円山御膳」が供されたのは、10時23分。
道産子ならみんなおなじみの、「玉藤のとんかつ」!
ソースは「甘口」か「辛口」かを選べ、私は「甘口」+「からし」で、このとんかつをいただくことに。
衣はサクサクで、身はもっちもち!
その歯ごたえは、すばらしい、夏の終わりのハーモニー。
腹ペコの私は、まさに身も心も、エネチャージされたのだった。
そして、充実のランチ(モーニング?)のあと。
今回私は、オプションとして「脳ドック」も受けることにしていた。
13時過ぎに、病院チャーターのタクシーでの送迎にて、系列病院の脳外科でMRIを撮った。
脳外科のドクター曰く、私の脳の血管は実にキレイで、脳梗塞やくも膜下出血を起こすようなリスクは、ほぼ皆無とのこと。
そしてそれは、自分の普段の食生活や生活習慣からいって、まったくもって、意外な結果であった(^^;
その後14時過ぎに、人間ドック受診機関に戻り、全体の講評を受ける。
私の場合、やはり「中性脂肪」と「脂質」の値が高く、ほぼ「要治療」の段階に入りつつあるとのこと。
私とほぼ同年齢か若干若いと思われる女性ドクターからは、
「お昼ご飯は、遠慮せず、めいっぱい食べてもいいです。ですが、就寝前3時間は、控えてください。夕食は、炭水化物を控えて、軽めにしてください。それだけで、数値はかなり改善します。」
との、ありがたい助言をいただいたのだった。
その教育的指導を受け。
14時18分に、私は遅めの「ランチ」を摂ることに。
人間ドック後のランチといえば、やはり、基本は「ラーメン」。
今回は受診機関近くにある、「北乃ラーメン」に、潜入。
14時19分に、カウンターに着席。
バリウムでお腹がたっぷんたっぷんしていたことから、ここはやはり淡麗系の「塩ラーメン」(税込700円)をチョイスするのが、王道でありましょう。
このお店のラーメンは、かつての道内ローカル名番組である「のりゆきのトークDE北海道」でも、紹介されたのだという。
14時22分に、澄んだスープの「塩ラーメン」と、ご対面!
その麺の印象は、私なりに表現するならば、「ウェーブの強い旭川麺」。
食感はもっちりとし、小麦のかほる、ウマい麺だ。
そして、透明感あふれる、塩スープ。
それは、淡麗系ながらも、鶏ガラの旨味が息づき、私の味蕾細胞と胃壁に潤いという名の歓びを浸透させる。
そして、このメンマが、特筆モノ!
その大きさ、柔らかさ、噛みごたえ、淡白な味付けといい、まさに極上なのだ。
現代の札幌ラーメンにおいて、存在感を無くしつつある「なると」。
だが、そのピンクの色彩が、この作品のチャーミングなアクセントとなっている。
チャーシューは昔ながらのトラディショナルな味わいだが、その大きさ自体はスカーッと満点パパ!
14時33分に、全てを胃袋に格納。
基本は優しいが、自己主張を忘れない、素敵な女性のようなラーメンであった。