マイレガシィが、オイル漏れ対策のため、スバルディーラーに1泊2日の入院をした。
その間、代車としてお借りしたのが、この「ジャスティ」である。
グレードは、最廉価版の「L スマートアシスト」(4WD:メーカー希望小売価格 税込1,752,840円)だった。
「ジャスティ」は、ダイハツの「トール」のOEMで、トヨタの「タンク」&「ルーミー」と合わせて「4兄弟」を形成している。
履くシューズは165/65R14の「エナセーブ」。
最廉価グレードだけに、スチールホイールだが、アルミ風のホイールキャップで、見た目はお洒落。
シートクッションは割と固目で、「コンフォート」というよりは「スポーティー」寄りの、掛け心地である。
加えて、4WD車の前席は、冷え性のアナタにうれしい「シートヒーター」付きなのだ。
スクエアなボディを活かして、リヤシートはじつに広大!
私が適正なドライビングポジションを取ると、その後ろの席のレッグルームは、ご覧のとおり余裕しゃくしゃく。
定員乗車時のラゲッジスペースも、充分な広さ。
リヤシートは、背もたれを片側ずつ倒せるうえに、
リヤシートを前方に「ダイブイン格納」させると、自転車やカーペット、たんす等、相当いろいろなモノが積めそうだ。
おひとり様の引越しくらいには、らくらく対応できそうである。
背の高いクルマなので、バックドアを開ける際には、後方にある程度の空間を残さなければいけない。
最廉価グレードだけに、タコメーターは付いていない。
だが、CVT車なので、それは大きな問題ではないといえましょう。
2連ダイヤル&レバー式の空調コントロールは、一見でも直感的な操作が可能。
最廉価版でも電動リモコンミラー&パワーウインドゥが標準装着されているあたりに、21世紀を感じる。
グラスエリアが広くアイポイントが高いので、視界は大いに良好。
車両感覚は非常に掴みやすく、初心者とかご老人には、うってつけかもしれない。
加えて、スクエアなボディなので、実に広々感があるというか、実際に広い!
ステアリングは中央方向に適度に座っており、キビキビ感というか操舵フィールも良好。
ボディの軽さを活かして、スイスイ走るのだ。
それとはトレードオフで、いわゆるNVHには、あまり配慮していない感じ。
また、乗り味はいわゆる「ドライ」な感触で、そこに「しっとり感」を求める方には、あまり向いていないでありましょう。
リヤスライドドアも、「パワーウインドウで窓が開く」という点に、これまた現代を感じる。
ステアリングが本革巻でないのは、手のひらに汗をかきやすい体質の私には、残念なところ。
オレンジ基調の夜間照明は、なかなかムーディである。
金曜の夕方に、このジャスティを、ディーラーさんに返却した。
1泊2日で走破した距離は、59.6km。
燃費計数値は10.5km/Lと、札幌の街中徘徊が中心だったとはいえ、リッターカーとしては、やや不満か。
カタログ上のJC08モード燃費は22.0km/Lなのだが・・・
まあ、燃費については、所有してみないと本当のところは分からないので、その評価は「保留」としたい。
ともあれ、このジャスティ。
日常の使い勝手は、とても良さそうだ。
クルマを「道具として使い倒す」方には、オススメできそうです。