落合博満氏が著したという「戦士の食卓」を読んでみた。
これは、スタジオジブリ「熱風」誌に連載されていたエッセイを、書籍化したものだという。
落合氏が、社会人野球からプロ野球入りし、三冠王を獲得し、そして中日の監督を経て現在に至るまでの、ストーリー。
そこに、氏の「食の哲学」が、散りばめられているという本である。
そして、随所に「信子夫人」の注釈がインサートされており、これがまたこの書物に膨らみをつけている。
なかなか興味深く、読ませていただきました。
てなワケで。
ラムしゃぶディナーである。
昆布でダシを取り、野菜は春菊&もやし。
「あげ」が入るのが、我が家流なのだ。
タレは、ベル食品の「しゃぶしゃぶのたれ 北海道の味」を使用。
鍋が空いたところで、そこに「〆のラーメン」を投入する方も、きっと多いと思う。
ところが、市販の「生ラーメン」は、下茹でせずに入れると、鍋の中がドロドロになってしまう。
私も、若かりし頃そのような暴挙に出て、苦い思いをした経験がある。
ここで、落合氏の新発想である。
氏は、かつて「プロ野球ニュースの新春特番」で鍋をつついていた際に、
「鍋の〆はラーメンじゃなくて焼きそばよ。そのまま入れてもドロドロしないから」と進言していたのだ。
私も、今回初めて、それを試してみることに。
なるほど
たしかに鍋がドロドロせずに、至極快適ではありませんか
そのめん自体は、やはりラーメンと比すとちょっとやわいが、「鍋の〆に焼きそば」という落合氏の柔軟な発想に、脱帽。
面倒な下茹でを省略できるメリットの方が、はるかに大きいと、私も共鳴する。
最短距離で、ある程度の結果を出すことに、思いを巡らせる。
その辺の取捨選択のセンスが、落合氏が選手としても監督としても好成績を残せた、要因なのかもしれない。
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