映画「グリーンブック」
アカデミー賞の作品賞と脚本賞、助演男優賞をとった本作、全く事前にはよくわかっていなかったが、たまたま、時間があって久しぶりの映画館での鑑賞となった。
ケネディ大統領の時代というから、それほど昔というわけでもないが、公民権運動のさなかの実話(ドクター・シャーリーは、実在の人物:https://www.nytimes.com/2018/11/02/movies/don-shirley-green-book.html)を踏まえる。ブロンクス生まれのイタリア人移民のマッチョな用心棒を雇った黒人クラシックピアニストのドクター・シャーリーの深南部ツアーを描くロードムービー。いろいろステレオタイプな描き方、マッチョでマフィアと関係のありそうなイタリア人、親族関係を大事にするイタリア人、マンマ・ミーアなイタリア人のママ(妻)、黒人に対する警察官の態度、深南部の黒人の扱いなどなど。一方、二人はいずれもマイノリティ。白人社会の中のイタリア人、教養ある黒人と南部の奴隷ではないいが農場労働者、それらとの矛盾。実在のドクター・シャーリーが実際にロバート・ケネディ司法長官とお友達であったかどうかはともかくも、公民権運動当時の状況は、白人の雇い人の運転手に黒人の主人というのは、逆を突いていて、もしあったとすると、白人社会からすると注目の組み合わせであったに違いない。
本作のタイトル伴っている『グリーンブック』は実際にあった個人の自動車旅行者のためのガイドブックであったようで、これまた、記録すべき歴的な文書のようである。
ドクター・シャーリーにしても、黒人クラシックピアニストとしては、当時は認められずジャズ風のポップなトリオとして確かに新南部ツアーをしたようだ(https://en.wikipedia.org/wiki/Don_Shirley)。ドライバーのトニー・リップも実在人物(https://en.wikipedia.org/wiki/Tony_Lip)でこれまた興味深い。
作品の中のイタリア訛りの英語、それに対してエスタブリッシュした人々の英語、南部の英語、などなど、まあ、よく区別はできないものの、面白く聞いた。
ケネディ大統領の時代というから、それほど昔というわけでもないが、公民権運動のさなかの実話(ドクター・シャーリーは、実在の人物:https://www.nytimes.com/2018/11/02/movies/don-shirley-green-book.html)を踏まえる。ブロンクス生まれのイタリア人移民のマッチョな用心棒を雇った黒人クラシックピアニストのドクター・シャーリーの深南部ツアーを描くロードムービー。いろいろステレオタイプな描き方、マッチョでマフィアと関係のありそうなイタリア人、親族関係を大事にするイタリア人、マンマ・ミーアなイタリア人のママ(妻)、黒人に対する警察官の態度、深南部の黒人の扱いなどなど。一方、二人はいずれもマイノリティ。白人社会の中のイタリア人、教養ある黒人と南部の奴隷ではないいが農場労働者、それらとの矛盾。実在のドクター・シャーリーが実際にロバート・ケネディ司法長官とお友達であったかどうかはともかくも、公民権運動当時の状況は、白人の雇い人の運転手に黒人の主人というのは、逆を突いていて、もしあったとすると、白人社会からすると注目の組み合わせであったに違いない。
本作のタイトル伴っている『グリーンブック』は実際にあった個人の自動車旅行者のためのガイドブックであったようで、これまた、記録すべき歴的な文書のようである。
ドクター・シャーリーにしても、黒人クラシックピアニストとしては、当時は認められずジャズ風のポップなトリオとして確かに新南部ツアーをしたようだ(https://en.wikipedia.org/wiki/Don_Shirley)。ドライバーのトニー・リップも実在人物(https://en.wikipedia.org/wiki/Tony_Lip)でこれまた興味深い。
作品の中のイタリア訛りの英語、それに対してエスタブリッシュした人々の英語、南部の英語、などなど、まあ、よく区別はできないものの、面白く聞いた。