東京里山農業日誌

東京郊外で仕事のかたわら稲作畑作などをしていましたが、2012年4月に故郷の山口県に拠点を移して同活動をしています。

田布施町 麻郷 高塔 祇園牛頭天王社の祭典に50年ぶり参加

2012年05月21日 | イベント,行事



 田布施町麻郷高塔区にある通称「天王さんのお祭り」に約50年ぶりに参加しました。これまで、大学や会社勤めでずっと東京に住んでいたため、このお祭りに参加することはありませんでした。今年定年で山口県に帰ってきたので、今回久しぶりに参加することができました。

         小学新一年生を後ろに、世話役を横に、お祈りをする神主さん


 私が、子供の頃にこのお祭りに何度か参加したことがありますが、当時はとても質素なお祭りでした。当時は、神主さんのお祈り後に人形劇一座の演目を楽しんだり、お菓子などをもらったしていました。そして、すぐに解散していました。とても簡単で質素なお祭りでした。しかし7年ほど前から、小学新一年生の記念植樹や地域のレク活動のお披露目、ポン菓子などのお楽しみを増やしたようです。

       新一年生による記念植樹      今年新一年生の7人(1人欠席)
 

 今回参加して驚いたのは、昔に比べて子供の数が増えたこと、そしてその親である若い世代が増えたことでした。昔から住んでいる方の参加はわずかで、私が知っている方は10人程度でした。50年位の間にすっかり浦島太郎になった気持ちでした。

              田布施町内のたぶせ竹楽坊楽団、平均年齢73歳とか


 私が田布施を離れていた間に、この地区の様子もずいぶんと変わりました。昔は狭い峠道があるような一種辺境の地区でした。しかし、30年ほど前でしょうか、峠道を削って平らにして国道に直結したり、下水道を整備しました。このためか、だんだん住む人が増えてきました。

       ポン菓子機の準備             できたポン菓子に飴をからめる
 

 お祭りですが、最初に神主さんのお祈りがあり、それが済むと小学新一年生7人(1名欠席)の植樹がありました。そして、地域の楽団であるたぶせ竹楽坊の演奏がありました。全ての楽器が竹製です。平均年齢73歳とのことですが、なかなかどうして見事な演奏でした。子供たちも手拍子しながら聞いていました。たぶせ竹楽坊の演奏が澄むと、ポン菓子や綿菓子の出番です。綿菓子機は2台あったのですが、山に50m程度電線を引いたため電圧降下で一台しか使えませでした。

           長い行列ができた綿菓子、作るのも食べるのも子供


 このお祭りが終わって自宅に帰り古い写真を整理していると、昔のこのお祭りの写真が出てきました。祠の隣りに生えている木から換算すると、今から30年位前の写真ではないかと思います。その頃は竹林に覆われておらず、祠のある場所はとても見通しの良い場所でした。

 祠の隣りの細い木、30年前の写真?        祠の隣りの、左写真と同じ木
 

コメント
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