東京里山農業日誌

東京郊外で仕事のかたわら稲作畑作などをしていましたが、2012年4月に故郷の山口県に拠点を移して同活動をしています。

蝋梅の花が満開

2020年01月05日 | 花,野草

 私が東京に住んでいた頃、年明け最初に咲く花はスノードロップや福寿草でした。ところが、両者共に田布施町の気候に合わないのか植えても枯れてしまいます。福寿草は植えてから3年位で消失してしまいました。暖かい地域では育たないようです。今の我家では、1番最初に咲くのは蝋梅と椿です。大晦日頃にはすでに咲いていました。真冬の今は花が少ないシーズンです。畑を歩いていて蝋梅や椿の花を見ると、つい足を止めて見入ってしまいます。

            綺麗に咲いた蝋梅の花


 蝋梅の花を見ていると、枝のあちこちに去年咲いた花の実が付いています。とてももろく、簡単に取ることができます。その実を手でつぶすと、スイカの種位の大きさの種が数個出てきます。この種が地上に落ちて芽が出るようです。しかし、芽を見ることはありません。何らかの条件が整わないと発芽しないのでしょう。

    一斉に咲いた蝋梅の花         去年咲いた花の実と種子
 

 我家にある椿はほとんど八重です。花期を過ぎると、花弁がはがれるように落ちて地面に散らばります。その昔、小学校の帰り道に椿の花(1重の花)を次々に取ってはチューチューと吸ったものです。そして、そのわずかな甘みを楽しんだものです。今の子供達は、そのような密かな楽しみを知らないのではないかと思います。

           我家の周りで賑やかに咲く八重椿


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