畑を歩いていて不思議な植物を発見しました。寄生植物のネナシカズラです。子供の頃に一度見たことがあります。雑草の上にラーメンの麺をばらまいたように覆いかぶさる、一種奇妙でおどおどろしい植物です。文献を読むと、種から芽が出る時だけ根が出て、宿主に寄生すると根が無くなるようです。木の枝に取りつく寄生植物である寄生木は葉があり光合成もするようです。しかし、このネナシカズラは全くの寄生植物で葉緑素がないので、白色か黄色をしています。とても植物とは思えません。
ラーメンの麺のように見える寄生植物ネナシカズラ
宿主の植物が枯れると、このネナシカズラも枯れてしまいます。ネナシカズラの茎を観察すると、鋭い突起があります。この突起を植物に差し込んで栄養を取るようです。寄生木は種子を鳥に食べられることによって種をばらまいていますが、このネナシカズラの実はとても小動物が食べるようには見えません。どうやって分散しているのでしょうか。とても不思議な植物です。よく観察すると、寄生する植物を選んでいるようです。イネ科のような植物は苦手で、葉が広い植物が好きのようです。
宿主に差し込む突起 ネナシカズラの花、全然花らしくない
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