毎年の今頃、各小学校を回って歴史や史跡などについて授業をしています。今回は麻郷小学校3年生に「むかしの生活」についてお話をしました。3年前までは子供達が郷土館にやって来て、古い道具を見たり実際に使ってみて昔の生活について勉強していました。ところが、コロナ惨禍のため郷土館が閉館となったため生徒さんは郷土館に来ることができなくなりました。そのため、2年ほど前から郷土館から小学校に行って授業をすることになりました。
田布施町や麻郷の昔の生活や古い道具についてお話
元々は移動郷土館と銘打って、各公民館や公会堂などに出かけて「地域の歴史や成り立ち」などについて地域の皆さんに講演していました。話が変わりますが、國木田独歩は田布施町にとても関わりがある小説家です。國木田独歩生誕150周年に合わせて、6年生には國木田独歩に関わる史跡を案内・解説しました。
岸佐藤兄弟元宰相のお話 手回し蓄音機を聞かせる
自分の生まれたふるさとを誇りに思うように、田布施町が生んだ岸佐藤兄弟元宰相や田布施町にしかないノーベル平和賞についてもお話をしました。そして、自分たちの曾祖母が使ったであろう古い道具について実物を見せながら解説しました。お話だけだと眠そうなので、実物を動かしてみせました。例えば、手回し蓄音機,昔の手回しミシン,火で熱を貯めて使う昔のアイロン,はだか電球,ダイヤルの無い超古い電話機,明治時代の小学3年生の教科書数点,手桶などです。子供達が一番関心を示したのは手回し蓄音機だったように思います。実際にハンドルを回してみせたり、回転する昔のレコード盤に針が触って音楽が流れたからでしょう。
超古い電話機のお話、どうやって電話番号を入れるかな?
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