前回まで同じ小麦を3回製粉してきました。しかし、まだまだ粉には程遠い状態です。そのため、4回目と5回目の製粉をしました。4回ほど製粉を繰り返すと小麦粉にある特徴が現れるようになります。それは、小麦は個体なのですが製粉を繰り返すごとに液体のような様相になるのです。具体的には、粉が入っている箱をゆすると波打つのです。
同じ小麦を4回と5回と製粉を繰り返す
製粉を繰り返すと、小麦の粒がだんだん細かくなります。すると、臼がどう言う訳か詰まりやすくなるのです。そのため、一度に製粉する量をだんだん少なくするために、投入口を少しずつ狭める必要があります。あるいは、投入量を手元で少なく調整します。入れる量が多くなり過ぎると、臼がゴロゴロ音をたてます。空回りするのでしょうか。するとすぐに投入量を減らさなければなりません。
投入量を調整する楔 小麦粉をすくい上げる 製粉投入口に注ぐ
製粉を5回繰り返してようやく実用的な小麦粉が出来上がりました。出来上がった小麦粉は、製粉依頼を受けた東田布施公民館に持って行きました。そして、その日の主事さんに小麦の全粒粉の扱い方を伝えておきました。なお、預かった小麦のうち半分しか製粉していません。残りの半分は12月中に製粉を済ませて持って行こうと思います。
完成した全粒粉 完成した全粒粉をビニール袋に入れる
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