すぷりんぐぶろぐ

桜と絵本と豆乳と

渋く観られるドラマ

2010年05月02日 | 雑記帳
 ふだんは韓国ドラマなど観ることはないのだが、「IRISアイリス」ならば一度は観ておかねばなるまいと、先週放送の初回を観始めたが、つまらなくて途中で止めてしまった。
 昨日は第二話。今回は見逃してはいけないだろうとまた観たわけだが、やはりそんなに面白くはない。

 なぜ、このドラマにこだわるかというと…秋田県人の多くは知っていることだが(全国的な話題ではないだろう)、そのドラマの影響で韓国からの秋田への観光客が昨秋頃から増え始めたことがある。ただ4月の飛行機の搭乗率はさほど伸びなかったので、もうブームとは言えないのかもしれないが、県のおエライさん方もそのことを口にするほど、盛り上がっている?わけだ。

 それでは一応、という気持ちで、主演の二人が秋田を訪れるシーンを見た(これが二話)。
 田沢湖のロケーションが中心のどうということのないシーンなのだが、やはりファンとなればそれなりに感じるところがあるのだろうなあ。
 それにしても外国人が描くいかにも日本風の小道具等(浮世絵ぽい絵、選ぶ着物の色や柄もどこか変)は笑える。

 しかし今回最もええっと驚いたのは、二人の乗った車(レンタカーということでしょう)が、おそらく軽自動車だったこと。黄系、ベージュだったろうか、それが冬の山道を登り、温泉に向かうのだが、トップスターの二人にそれが妙に合わないと感じたのは私だけなのだろうか。

 役どころも国家安全局に務めるという二人ですよ。二人の秘密裡の旅であっても、スポーツカーとかそれでなくとも少しグレード高めの車が普通ではないのだろうか。
 それとも韓国の人というのは、そういう所にお金をかけない主義が浸透しているのか、そうでなければあの設定はどうにも腑が落ちない。

 …などと考えていて、ふとこんな想像も働いた。

 つまり、国家の存亡を担うような仕事をしているグレードの高い二人ではあるけれど、本当に求める幸せは慎ましくあればいいのだ…その象徴としての軽自動車なのだよ。

 または、そんなグレードの高い二人なのだが、日本に行くとそんな二人に見合う車はあんまりありませんよ…その代表としての軽自動車ですよ。

 このドラマ、そんな想像を膨らませると、かなり渋く観られる。