『イチローに糸井重里が聞く』(「キャッチボール製作委員会 朝日文庫」
上手い作り方の本だと思う。
特徴その1
欄外の注釈(というより、というより関連づけているイチローの発言など)が非常に多い。45項目。しかもそれ一つ一つに読み応えがある分量。
特徴その2
インタビュー紙面の後で、振り返りともいうべき「語録」を載せている。いかにも糸井的である(本の構成は違うかもしれないが)。数はもちろん51。
そうは言いながら、やはり糸井の絶妙な問い、そして対応が今までのイチローへのインタビュー記事などと一線を画しているように思う。
こんなやりとりが載ったのは初めて見たし、自分もかつてそんなふうにイチローを見たことがあると思い出した。
糸 井 イチローさんは、人に訊ねたことってありますか?
イチロー ないんですよ。
糸 井 それは、まだ人間ができていないんでしょうか?
イチロー うーん。まあ、そういうことでしょうかね…イトイさんも、言いますねぇ(笑)
このインタビューは6年前のもので、それから個人記録更新やWBC連覇など大きい出来事があった。限られた報道の中でしか感じることはできないが、当時とまた微妙な変化もあるように思う。
ただ一つ一つの喜怒哀楽がクローズアップされるヒーローだけに、頑なにならざるを得ない実情は変わっていないようだ。
それにしても、イチローの裏声による感動表現?が見られるあの「一番絞り」のCMはあっという間に消えてしまったのは何故?。
上手い作り方の本だと思う。
特徴その1
欄外の注釈(というより、というより関連づけているイチローの発言など)が非常に多い。45項目。しかもそれ一つ一つに読み応えがある分量。
特徴その2
インタビュー紙面の後で、振り返りともいうべき「語録」を載せている。いかにも糸井的である(本の構成は違うかもしれないが)。数はもちろん51。
そうは言いながら、やはり糸井の絶妙な問い、そして対応が今までのイチローへのインタビュー記事などと一線を画しているように思う。
こんなやりとりが載ったのは初めて見たし、自分もかつてそんなふうにイチローを見たことがあると思い出した。
糸 井 イチローさんは、人に訊ねたことってありますか?
イチロー ないんですよ。
糸 井 それは、まだ人間ができていないんでしょうか?
イチロー うーん。まあ、そういうことでしょうかね…イトイさんも、言いますねぇ(笑)
このインタビューは6年前のもので、それから個人記録更新やWBC連覇など大きい出来事があった。限られた報道の中でしか感じることはできないが、当時とまた微妙な変化もあるように思う。
ただ一つ一つの喜怒哀楽がクローズアップされるヒーローだけに、頑なにならざるを得ない実情は変わっていないようだ。
それにしても、イチローの裏声による感動表現?が見られるあの「一番絞り」のCMはあっという間に消えてしまったのは何故?。