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装飾的を前向きにとらえる

2010年05月11日 | 読書
 『イラストで見る楽しい「授業」入門』(家本芳郎著 高文研)を読んでいたら、「学力観にもいろいろある」と題されたイラストがあって、7つの「~~学力」が記されていた。

 基礎学力、受験学力などはお馴染み?であるが、幸福になる学力、自治の学力などは一般的とは言えないかもしれない。しかし意味はある程度つかめる。

 ところが、これは「んんんっ」と頭をひねった。

 装飾的学力

 単純に考えたときに一つ浮かぶのは、お飾り的な学力つまり学歴のようなもの。中味のない表面的な知識だけが身に付いたようなものかな…違うような気がする。

 ネット検索をしてもヒットしなかった。もちろん家本先生のページにも見当たらない。
 ただ装飾的思考という言葉があって、書籍もあるらしく次のページがあった。

 ここをざあっと見ていて、あれっと思った箇所。

 複雑性、細密性、緻密性、多様性、誇張性、色彩性、曲線性、活動性、大胆性、変転性といった装飾的造形
 
 装飾というのは結局テーマに飾りつけていくわけだから、テーマに付随する様々な力といったイメージも湧いてくる。
 またはある特定の学力を身につけていく中で、その周辺や隙間を埋めていく様々な要素も学力として定着していく、そんな解釈もできるかな…前向きでいいねえ。
 もしかしたら、もっと深い解釈なのかもしれないと思いつつ。