すぷりんぐぶろぐ

桜と絵本と豆乳と

らしい言葉

2015年07月03日 | 雑記帳
 ある会議の資料に載っていた言葉に、みんなで笑い合った。単なる誤植なのだが、妙に格好がいい。「キュアリア教育」…当然「キャリア教育」の間違いだろう。ごく普通のミスに過ぎないが、それを「そうかあ、キュアリアかあ、いいねえ」と場を和ませたのは、かの言葉にみんな食傷気味で、調味料が欲しいらしい。



 1日は「うるう秒」が入った日らしい。なんとなく意味はわかるが、どうも明確な答えも出せない気がする。その瞬間、つまり午前8時59分60秒という時間は、いったい自分にとって何かと考えたりすると、それってほんとに欲しいものなのという気になる。「閏(うるう)」は「潤う」の書き間違いがもとらしい。



 5年生が宿泊学習の班に分かれ、グループ名を考えていた。即決できる班は少なく、わいわいと言い合っている。一つの名前に笑った。「何か流行っているものは…」と助言すると、「ラッスンゴレライ」がすぐ出て、次に歴史好きなのか「本能寺の変」という子がいた。それから思いついた「本能寺の班」。不採用らしい。



 家族との会話で、何気なく口をついて出た「ほったっこ」。接尾辞の「こ」を外し「ほった」という場合もある。「へそくり」のことである。方言辞典にもある。この言葉はしばらく使わなかった気がする。祖母が生きていた頃のことば、些細なお金を家のどこかに隠していた時代…語源は?だが、いかにもらしい言葉だ。