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青の時代の歌い手たち

2016年07月07日 | 雑記帳
 BSプレミアムで、「青の時代 名曲ドラマシリーズ」と銘打ち、その第一回?として荒井由実「ひこうき雲」を取り上げていたので、録画して見てみた。

 http://www4.nhk.or.jp/P3893/

 ストーリーも俳優陣も、特にどうということはなかった。
 ただ一つ納得したのは、「私にとってのユーミン」「私だけのユーミン」という台詞だ。
 これは主人公が、自分に影響を与えた友達を秘かにそう名づけていたということで、クライマックスではその関係性が変化を見せ、友達自身もそんなふうに主人公を見ていたことが明かされる展開となっていた。

 ユーミンに象徴されることは、やはりずいぶんと大きいのだなと改めて感じた。
 もちろん、そうだからこそのこうしたドラマ化であるのだが。



 考えてみると、やはりこの世代のいわゆるフォーク、ロック、ニューミュージック系には、そんなふうに比喩できるいい歌い手が多い。
 かなりメジャーであることが条件だと思うが…。

 例えば、吉田拓郎、矢沢永吉、桑田佳祐、長渕剛…まだ思いつくけれど…
 女性ではユーミンの他には、中島みゆきぐらいかなあ。

 歌が、その人の人生にとって影響を及ぼすほどに深く入り込む時代だったと言えるのか。
 世代が40代前半だとまたイメージが違うだろうが、教祖的な存在にはなり得る人がいたかどうか、自信を持っていえない。もっと若い世代だと、どうだろう。


 さて、私自身は「私だけの○○」とイメージした人がいたかどうか。
 土台、○○そのものを何人か挙げることはできるけれど、この人と言い切れないのだからしょうもない。
 ぼんやりした「青の時代」。まあそれもそれなりの味が…なんていうのは白の時代が近いからか。