すぷりんぐぶろぐ

桜と絵本と豆乳と

今年の大暑記

2016年07月23日 | 雑記帳
 昨日は朝から天気がよかったので、久しぶりに太平山に行ってみようと思い立ち、七曲り峠へ車を走らせてみた。ずいぶんと木の伐採が進んでいる。秋の茸採りポイントも風景が変わっていて、もう駄目かと少し悲しい。逆に中間地点は眺望が開けていて、気持ちよさが広がる。何かが無くなれば、何かが生まれる。


 山に建立されている煙岡神社を目指す。途中少しだけ草木が伸びて狭くなるが、全部舗装なので、そんなに無理なく到着する。やはりここから見る風景は素晴らしい。昔、ここに高学年の子たちとキャンプをしにきた。何の設備もない場所。水をポリタンクで運んで食事を作った。語るに語れない一こまも思い出した。


 しばし感傷にひたり、多少カメラに収めてから下って、建物がある場所へ移動する。週末は営業すると聞いているが、午前中だからかまだ無人のようだ。ここにも思い出がある。芝生の場所を借りて自前のテントを張り、友人と夜明かし飲んだ。施設の人から呆れられた。翌朝見た雲海が忘れられない。あれも夏だった。



 ベンチの脇に一輪、コスモスが花を咲かせていた。ベストショットが撮れた。さらに季節外れのワラビがここでも生えている。夕食の足しにしようかと、欲を出して採っていたら、バイクで登ってくる人あり。あれええ、春まで同職した御仁。元気そうである。しばし、歓談した。帰路にある看板がユーモア一杯だ。




 暦は大暑、そして学校では終業式だ。青空と雲の様子が今日の解放感と重なって見え、思わず車を止めてパチリ。午後、自転車を乗り回す子どもの声が遠くからして、今日一日の「らしさ」を感じる。「残念」な大相撲観戦が終わって、木苺を少し収穫していると「夕焼け小焼け」のチャイムが、空高く響いて聞こえた。