すぷりんぐぶろぐ

桜と絵本と豆乳と

「予祝」を日常的に

2018年01月16日 | 雑記帳
 数年前に一度撮っているが、改めて本地区の「みかんまき」という小正月行事をビデオに収めたいと思っていた。しかしなっなんと、雨降りである。この状況では無理と断念した。1月15日に雨とは…。12月の降雪、年明けの風雪、先週の冷え込みと、なんと目まぐるしく変わる天候だ。雪が降り続くより落ち着かない。


 仕方なくニュースを見ていたら、県内の小正月行事「雪中田植え」が紹介されていた。これは様々な場所である。農業それも稲作を中心にしてきた本県のような地域にとっては、やはり大事な行事と言えよう。その後には「嫁つつき」という心温まる慣わし。新婚家庭の子孫繁栄である。こちらこそ今にふさわしい。


 小正月行事についてニュースキャスターが説明を入れたことがよかった。「予祝」というキーワードを提示した。広辞苑によると「「あらかじめ祝うこと。前祝い」とある。正確には「予祝行事」。農産物などの豊穣を祈ってあらかじめ模擬実演すると書いてある。歴史大事典によると「予祝儀礼」となり、多彩な内容がある。


 日常的な言葉ではないが、予祝の考え方はある程度刷り込まれている。例えば盆踊りは豊作祈願、それは前祝いの意味で踊り喜ぶこと。花見さえ桜の満開を豊作に見立てて喜ぶという説もある。これは「成功・実現をイメージする」ことと言えないか。その意味でもっと「予祝を日常的に」と提案したい。今日も飲もう(笑)


(20180112 「ひっぱりうどん」。幸せをひっぱる)