すぷりんぐぶろぐ

桜と絵本と豆乳と

電報なき時代の紅白

2018年01月01日 | 雑記帳

(謹賀新年 本年もよろしくお願いします)

 今年は昭和基地からの電報は来ないのか…いったいいつの時代の話なんだと、ひとりツッコミをしながら「紅白」を観た。個人的に内村光良の笑いセンスが好きなので、去年空振りした感のある「タモリ&マツコ」よりは良くなるだろうという期待はあった。勝敗の視聴者参加も含めて、まずまずだったのではないか。


 それにしても知らない出場者や曲が多い。初めて見る歌手が6組。それでもインパクトあるパフォーマンスがあればいいのだが、やはりオジサンの心に響くのは、初出場でも竹原ピストルやエレファントカシマシだった。三浦大知もなかなかの実力だ。個人的には半崎美子や高橋優あたりが入ればと思わざるを得ない。


 全体的な演出は、映像効果表現がうまく使われていた。反面、個別のカメラワークや演出は細かく検討すべきと感じた。例えば、あの登美丘高ダンス部を配した郷ひろみのステージはカメラの動き過ぎによって、持ち味の統一感が薄れた。島津亜矢のバックコーラスはその見事さをもっと聞かせるアレンジがほしかった。


 全く可笑しかったのは、三山ひろしの「けん玉」だ。その後(予定通りだろうが)内村のキャラクターに突っ込ませ自虐的に仕上げたが、それでいいのか。乃木坂46の曲への日村参加は、バック映像があまりに大きいし、視聴者がどう見たのだろう。バラエティと割り切ればそれまでだが、一応勝敗もつけることだし…。


 実は現在NHKの番組モニターをしている。12月のノルマは果たしたので「紅白」については送信しないが、観点別で評価すると+-同数で「普通」になる。問題点はあったが印象深いステージも少なくない。挙げてみると、欅坂46、Superfly、松たかこ…あっ女性ばかりだ。桑田のステージの有働アナも良かった(笑)。