平成26年度試験の択一式、
全体としてのレベルは例年並みといえます。
ですので、基準点も、ここのところの基準点と大きく違ってくることはないでしょう。
そこで、出題内容をみると、
事例の問題が多かったです。
ですので、単に覚えただけという状況ですと、
厳しいとところがあったと思われます。
応用力や考える力、これが身に付いているかどうか、
これによって、得点状況にかなり影響が出たでしょう。
それと、出題形式ですが、
数年前から、
「組合せ問題」、正しいものや誤っているものの組合せを選ぶ問題が
出題されています。
平成26年度試験でも、かなり出題されました。
で、組合せ問題については、
1つを確定できると、答えが絞り込めるので、
通常の5肢択一よりレベルが下がるってことがあります。
つまり、この形式の問題が多いと、得点が伸びるってことがあり得ます。
それに対して、平成26年度の試験で初めて出題があった形式、
「正しいものはいくつある」という問題、
この形式は、通常の5肢択一よりレベルが上がります。
すべての記述について、正誤の判断ができないと答えが出せませんからね。
他の資格試験でも出題されている形式ですから、
今後も出題されてくるでしょう。
ですので、平成27年度試験を受験される方は、
この形式が出たときの対策、これを考えておいた方がよいでしょう。
通常の5肢択一であれば、正しいものを選ぶ問題で、
この肢が正しいと確信を持てたら、他の肢は読まずに、先に進むことができます。
それによって、時間を短縮することができたりします。
しかし・・・「正しいものはいくつある」ですと、すべての記述を読まないと
答えを出せません。
ですから、時間を使うということもあり得ます。
出題の内容にもよりますが、場合によっては、後回しにするという手もあるでしょう。
ということで、
平成27年度試験まで、まだまだ時間がありますから、
今後、勉強をしていく中で、対策を考えておきましょう。