和田浦海岸

家からは海は見えませんが、波が荒いときなどは、打ち寄せる波の音がきこえます。夏は潮風と蝉の声。

庭でね。

2008-02-10 | Weblog
昨日の読売・産経で、全面広告に「auの庭で。」という宣伝文句。
それって、ネットやテレビでも見かけます。
うん。「庭」というキーワードがたのしいなあ。

上田篤著「庭と日本人」(新潮新書)。
上田篤氏は1930年生まれ。
新書は遺跡・庭園から波打ち際やマンションのベランダまでが守備範囲。
お名前は出てきませんが、読んでいると、
箱庭といえば、河合隼雄さんを思い浮かべ。
茶室といえば、岡倉天心著「茶の話」を連想し。
「引きよせてむすべば草の庵にて 解くればもとの野原なりけり」
とくれば、「草原の記」の司馬遼太郎さんに思いを馳せます。
「人間に生きるエネルギーをあたえる空間は建物ではなく庭、すなわち自然・・」(p134)とあります。そういえば。と思いあたるのは、「家庭」という言葉にも「庭」がありましたね。
コメント
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