和田浦海岸

家からは海は見えませんが、波が荒いときなどは、打ち寄せる波の音がきこえます。夏は潮風と蝉の声。

適当にね(笑)。

2008-02-02 | Weblog
本の書評を書くのがおっくうになっておりました。
ちゃんと読んで(まず、これができない)、全体を眺め回して、おもむろに浮んでくる箇所をすくいあげて書いてみる。なんてことを、この頃、しなくなっているなあ(反省)。それでも、こういうのもありですよ。なんてヒントを語ってくれる方がいると、ありがたくて、ホッとして、嬉しくなります。

ということで、最近、そんな言葉に出会いました。
谷沢永一・渡部昇一対談「修養こそ人生をひらく」(到知出版社)です。
では、その箇所を引用。

【谷沢】・・・自分の大体の能力の範囲でやったらいい。
【渡部】適当にね(笑)。
【谷沢】僕らの世界で、夏目漱石について論文の一つや二つは書ける視野を持っていると、今度は漱石の全作品を論じて大きな本にしようという野心を起こす人が佃煮にするほどおります。
【渡部】そうすると誰も読まないものができあがってしまうわけです。
【谷沢】結局、無意味なんです。
【渡部】そういう無意味なのは多いですな。
                       (p45)



うん。「佃煮にするほど」というのが効いておりますね(笑)。
ということで、ホッとして、肩の荷をおろして、今年もブログを書ければなあ。
というのが、2月になってからの初春の抱負でした。
おいおい。一ヶ月もたってからの抱負とは、ホッとしすぎるよ。
と自分で自分に、つっこみを入れてみたりします。
コメント
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