注文してあった古本の外山繁比古著「赤い風船」(福武文庫)が、昨日届いておりました。
さっそく、文庫の解説を読む。
そういえば、外山氏の文庫は、解説が載っていないものが多い。
まず、中公文庫も、PHP文庫も、ちくま文庫も解説なし。
でも、講談社学術文庫と、この福武文庫には解説あり。
う~ん。たしか旺文社文庫にも外山氏のがあったはずなので、
これも、注文してみようか。
なんて、ポツリポツリとネットで外山氏の古本を注文しております。
では、「赤い風船」(福武文庫)の解説を引用。
その、解説は木村治美氏。
はじめの方には、こうあります。
「私にとって外山先生は先生以外の何者でもなく、外山さんとはとてもお呼びできないし、最大級の敬語を用いないではいられない方でもある。・・・」
最後の方にはこうある。
「ある資料で『教師についての意識調査』というのを見ていたら、教育者にとってもっとも重要な資質を問うアンケートがあった。教育者としての使命感というのが圧倒的な支持を集めている。そのあと、情熱とか公平さとか研究心が続く。『明るくユーモアがあること』をあげたひとはとても少なかったのでがっかりした。これこそ人を育て導く者の最高の資質だと私は思う。外山先生をみているとそう思う。外山先生自身が、教育者についてそういわれたことがあったような気がする。明るくユーモアのある人柄は、教育者の資質のすべてを包みこむものだ
人間を観察する外山先生の目の鋭さに、私たちはしばしばたじろぎおそれいるのだが、その批評精神の背後にあるあたたかさは、人生や人間にたいする楽天主義にほかならないと思う。」
福武書店自体が、教育関係の出版社というイメージがあるので、解説も安心して先生という言葉をつかっている雰囲気があるのですが、それにしても、この解説を読めてうれしい限り。
さっそく、文庫の解説を読む。
そういえば、外山氏の文庫は、解説が載っていないものが多い。
まず、中公文庫も、PHP文庫も、ちくま文庫も解説なし。
でも、講談社学術文庫と、この福武文庫には解説あり。
う~ん。たしか旺文社文庫にも外山氏のがあったはずなので、
これも、注文してみようか。
なんて、ポツリポツリとネットで外山氏の古本を注文しております。
では、「赤い風船」(福武文庫)の解説を引用。
その、解説は木村治美氏。
はじめの方には、こうあります。
「私にとって外山先生は先生以外の何者でもなく、外山さんとはとてもお呼びできないし、最大級の敬語を用いないではいられない方でもある。・・・」
最後の方にはこうある。
「ある資料で『教師についての意識調査』というのを見ていたら、教育者にとってもっとも重要な資質を問うアンケートがあった。教育者としての使命感というのが圧倒的な支持を集めている。そのあと、情熱とか公平さとか研究心が続く。『明るくユーモアがあること』をあげたひとはとても少なかったのでがっかりした。これこそ人を育て導く者の最高の資質だと私は思う。外山先生をみているとそう思う。外山先生自身が、教育者についてそういわれたことがあったような気がする。明るくユーモアのある人柄は、教育者の資質のすべてを包みこむものだ
人間を観察する外山先生の目の鋭さに、私たちはしばしばたじろぎおそれいるのだが、その批評精神の背後にあるあたたかさは、人生や人間にたいする楽天主義にほかならないと思う。」
福武書店自体が、教育関係の出版社というイメージがあるので、解説も安心して先生という言葉をつかっている雰囲気があるのですが、それにしても、この解説を読めてうれしい限り。