読書通信社から、暑中見舞本として注文してあったのが届く。
なかでも、石川書房の「定本古泉千樫全歌集」がありがたい。
5,000円の品が1617円なり。
こう暑いと、和歌を読むのに、ちょうどいい気がしています。
そう暑中の歌集一冊。
え~と。私は千葉県の房総半島に住んでおります。
そして、古泉千樫は鴨川市の生まれ。同じ県民ということで
読んだことがないのに、注文したというわけです。
この全歌集には年譜もついております。
そこをみると、明治19年(1886年)生まれ。
千葉県安房郡吉尾村(現長狭町)に生まれるとあり。
昭和2年(1927)に42歳で亡くなっております。
19歳の短歌が
「みんなみの嶺岡山の焼くる火のこよひも赤く見えにけるかも」
最初のほうをパラリとめくると、
こんな歌がありました(p12~13)。
暑き日の夕かたまけて草とると土踏むうれしこの庭にして
よき友にたより吾がせむこの庭の野菊の花ははや咲きにけり
夕庭に草とり終へて風呂に入りすがしこころは都ともなし
ここにして風呂は浴みつつ牛小屋の牛の匂ひもわれに親しき
むし熱き市路さまよひなりはひのたづき求むと日にやけにけり
晩夏と題した歌に
街の上のゆゆしきひかり刺(とげ)のごと身ぬちにいたしへやに居れども (p39)
うん。暑いので、あとはポチポチ読んでみます。
今日は古本が届く。
井筒屋古書部(福岡市城南区)より
新潮日本古典集成 伊勢物語
古本値300円+送料210円=510円なり。
これが箱入新刊同様です。ありがたい。
新潮日本古典集成は原文わきに振り仮名式に現代語が赤字でところどころ示してあるので、(わかってもわからなくても)原文を読もうとするには、ありがたいので、注文。
ちなみに、梅原猛の授業「能を観る」には、伊勢物語が新潮日本古典集成からの引用だったのでした。
なかでも、石川書房の「定本古泉千樫全歌集」がありがたい。
5,000円の品が1617円なり。
こう暑いと、和歌を読むのに、ちょうどいい気がしています。
そう暑中の歌集一冊。
え~と。私は千葉県の房総半島に住んでおります。
そして、古泉千樫は鴨川市の生まれ。同じ県民ということで
読んだことがないのに、注文したというわけです。
この全歌集には年譜もついております。
そこをみると、明治19年(1886年)生まれ。
千葉県安房郡吉尾村(現長狭町)に生まれるとあり。
昭和2年(1927)に42歳で亡くなっております。
19歳の短歌が
「みんなみの嶺岡山の焼くる火のこよひも赤く見えにけるかも」
最初のほうをパラリとめくると、
こんな歌がありました(p12~13)。
暑き日の夕かたまけて草とると土踏むうれしこの庭にして
よき友にたより吾がせむこの庭の野菊の花ははや咲きにけり
夕庭に草とり終へて風呂に入りすがしこころは都ともなし
ここにして風呂は浴みつつ牛小屋の牛の匂ひもわれに親しき
むし熱き市路さまよひなりはひのたづき求むと日にやけにけり
晩夏と題した歌に
街の上のゆゆしきひかり刺(とげ)のごと身ぬちにいたしへやに居れども (p39)
うん。暑いので、あとはポチポチ読んでみます。
今日は古本が届く。
井筒屋古書部(福岡市城南区)より
新潮日本古典集成 伊勢物語
古本値300円+送料210円=510円なり。
これが箱入新刊同様です。ありがたい。
新潮日本古典集成は原文わきに振り仮名式に現代語が赤字でところどころ示してあるので、(わかってもわからなくても)原文を読もうとするには、ありがたいので、注文。
ちなみに、梅原猛の授業「能を観る」には、伊勢物語が新潮日本古典集成からの引用だったのでした。