和田浦海岸

家からは海は見えませんが、波が荒いときなどは、打ち寄せる波の音がきこえます。夏は潮風と蝉の声。

四種類の世界。

2014-07-03 | 短文紹介
産経新聞7月3日一面は集団的自衛権。
その文の始まりは

「安倍内閣による集団的自衛権の行使容認をめぐる議論で目立ったのは、これに反対するメディアの感情的で恣意的な報道ぶりだった。」
そして2日付けの新聞見出しを引用しております。

「『この暴挙を超えて』(朝日)
『9条破棄に等しい暴挙』(東京)
この中で朝日は『民主主義が、こうもあっさり踏みにじられるものか』と嘆き、東京は『憲政史上に汚点を残す暴挙だ』と決めつけた。ともに、行使容認には憲法改正が必要だとの立場を取っている。だが、憲法9条に関する政府解釈は、国際情勢の変化に伴い変遷してきたのが事実だ。例えば、吉田茂首相(当時)は昭和21年6月、国会で『自衛権発動としての戦争も交戦権も放棄した』と答弁している。その後、29年7月に自衛隊が創設され、同年12月には大村清一防衛庁長官(同)が国会で『国土を防衛する手段として武力を行使することは、憲法に違反しない』と述べ、政府解釈を大きく転換した。もちろん、別に憲法は改正されていない。両紙は、昨年12月、特定秘密保護法案が成立した際の社説でも『憲法を骨抜きにする愚挙』(朝日)『民主主義を取り戻せ』(東京)と厳しい論調で政権を非難していた。とはいえ、こうした国民の不安と危機感をあおり、世論を動かして自社の主張に政府を従わせようという手法は、もう見透かされているのではないか。・・・」


思い浮かんだのは、吉田博司著「醜いが、目をそらすな、隣国・韓国!」(WAC)に出てくるこの箇所でした。

「グローバリゼーションとは、こうした民主主義ができない国にまで広がった資本主義のことであり・・・・そうなると、
世界は四種類の国に分かれてしまった。
米国や日本のように資本主義も民主主義もできる国、
ロシアや中国のように資本主義はできても民主主義はできない国、
北朝鮮やイランのように資本主義も民主主義もできない国、
ソマリアやアフガニスタンのように何もできない国
――である。
後ろの三つはほとんど民主主義ではなく独裁主義システムを採用している。韓国は、この一番目と二番目の間を揺れ動いているのである。」(p90~91)

うん。
『民主主義がこうもあっさり踏みにじられる』
中国本土の暴挙を、きちんと報道してくれれば、
私には大変参考になるのに、
朝日新聞や東京新聞には、それはできない。
知らせる事ができない新聞社のことを、
講読者は知らなければいけない。

朝日新聞の扇動を知るのは今でしょ。
コメント (2)
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