外山滋比古著「国語は好きですか」(大修館書店)
をとりあえず読み終わる(笑)。
楽しい読書なので、薦めたくなるのですが、
どれかひとつ選んで薦めてください。
と言われたら。そんなこと言われないか(笑)。
「聴く・話す」(p66~78)が、いいかもしれない。
この文のはじまりは、
「日本人はもともと耳バカだったのかもしれない。
人の話をきいてもよくわからない。すぐ忘れてしまう。」
うん。身につまされる出だしです(笑)。
p72には、こんな指摘がドキッとする。
「アナウンスは、Attention,pleaseで始まる。
日本語では、『よくご注意ください』の意味だが、
よく見よ、ではなく、よく聴け、という注意なのである。
軍隊用語としては、アテンションは『気をつけ』の
意味だが、よく注意して聴け、ということである。
日本語で、注意、といえば、
しっかりよく見よというニュアンスがつよい。
日本人の耳がノンキになるわけである。」
うん。耳がいたい。
さらに、p74では。
「〈言挙げ〉するのを嫌った日本人である。
スピーチが文章を書く以上に難しいということを
知る人はいまだにきわめて少ない。」
うん。そんなこと思ってもみませんでした。
さて、残りの4頁は、
どのように展開しているでしょうか(笑)。
他の文も、一見さらりとしていて、
著者がまるで、
古典落語の長屋の大屋さんのようで、
先生のお小言を頂戴しながらも、
有益で、読み応えがあります。
足下の細部が、王道へとつながり、
光明を見る思いがします。
じゃなかった、聴く思いがします(笑)。
ということで、
楽しみのおすそ分け。
をとりあえず読み終わる(笑)。
楽しい読書なので、薦めたくなるのですが、
どれかひとつ選んで薦めてください。
と言われたら。そんなこと言われないか(笑)。
「聴く・話す」(p66~78)が、いいかもしれない。
この文のはじまりは、
「日本人はもともと耳バカだったのかもしれない。
人の話をきいてもよくわからない。すぐ忘れてしまう。」
うん。身につまされる出だしです(笑)。
p72には、こんな指摘がドキッとする。
「アナウンスは、Attention,pleaseで始まる。
日本語では、『よくご注意ください』の意味だが、
よく見よ、ではなく、よく聴け、という注意なのである。
軍隊用語としては、アテンションは『気をつけ』の
意味だが、よく注意して聴け、ということである。
日本語で、注意、といえば、
しっかりよく見よというニュアンスがつよい。
日本人の耳がノンキになるわけである。」
うん。耳がいたい。
さらに、p74では。
「〈言挙げ〉するのを嫌った日本人である。
スピーチが文章を書く以上に難しいということを
知る人はいまだにきわめて少ない。」
うん。そんなこと思ってもみませんでした。
さて、残りの4頁は、
どのように展開しているでしょうか(笑)。
他の文も、一見さらりとしていて、
著者がまるで、
古典落語の長屋の大屋さんのようで、
先生のお小言を頂戴しながらも、
有益で、読み応えがあります。
足下の細部が、王道へとつながり、
光明を見る思いがします。
じゃなかった、聴く思いがします(笑)。
ということで、
楽しみのおすそ分け。