和田浦海岸

家からは海は見えませんが、波が荒いときなどは、打ち寄せる波の音がきこえます。夏は潮風と蝉の声。

平川祐弘最終講義。

2014-07-29 | 本棚並べ
注文した古本が届く。
新刊同様のきれいさ。
東西書房(埼玉県志木市柏町)
1050円+送料300円=1350円
鷲尾賢也著「編集とはどのような仕事なのか
 企画発想から人間交際まで」(トランスビュー)


赤木書店(岡山県笠岡市吉浜)
「アニミズムを読む」(新曜社)
こちらは、カバー汚れ。
1700円+送料350円=2050円

「アニミズムを読む」のあとがきは
平川祐弘氏でした。そのはじまりは

「『アニミズムを読む――日本文学における
自然・生命・自己』はツルタ教授と私が
太平洋をはさんで過去九年来行ってきた
シンポジウムの中で、おそらくいちばん
問題性に富める主題であろう。・・・」

さいごも引用。

「本書は川端であるとか漱石であるとかの
特定の一作家を論じた書物ではないので、
読者は戸惑われることがあるいはあるかも
しれない。その際はなにとぞツルタ教授の
『まえがき』に引続き平川の『果心居士
の消滅――西洋のミメーシスと違うもの』
をまず読まれることをおすすめしたい。
それというのもこの拙論はシンポジウムに
先立ち全会議参加者にあらかじめ送付して、
この種の問題意識でもって会議を進めること
の具体例として示したペーパーでもあった
からである。なおこの『果心居士の消滅』は
私が東京大学を定年退官するに際し八王子
セミナーハウスで比較文学比較文化課程の
大学院生に向けて行なった最終講義である
ことも申し添える。・・」
コメント
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