和田浦海岸

家からは海は見えませんが、波が荒いときなどは、打ち寄せる波の音がきこえます。夏は潮風と蝉の声。

宮本慎也

2014-07-06 | 短文紹介
宮本慎也著「意識力」(PHP新書)を読む。
表紙カバーは重ねて二枚。
カバー写真は肩から上の笑顔。

「ベテランと呼ばれるような年齢になっても、
試合での不安や緊張感から
解放されることはなかった。
開幕戦では毎年、打席で足が震えていた。・・」(p35)

その人が、引退してから語った一冊。

年賀状の箇所は、楽しい。

「若い選手から年賀状をもらうことも多いのだが、
小川(泰弘)の場合は年賀状もしっかりしていた。
『教えてもらったことを生かしてがんばります』と
丁寧な字で書いてあった。
年賀状というのは、選手の性格が見えて面白い。
二軍暮らしが続いている七條祐樹からの年賀状には
『次のステージでの活躍を期待しています』と
書いてあった。正月から『俺の心配をしている暇が
あったら、自分の心配をしろ』と笑ってしまった。」
(p90)

ちなみに、この新書の最後は、というと、

「いつかまた、ユニホームを着てグランドに立ちたい。
それではまた、球場で。」(p207)
コメント
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