和田浦海岸

家からは海は見えませんが、波が荒いときなどは、打ち寄せる波の音がきこえます。夏は潮風と蝉の声。

思考力の四重奏。

2015-03-27 | 本棚並べ
3月になって新刊書7冊まとめ買い。

門田隆将著「原発事故に立ち向かった
吉田昌郎と福島フィフティ」(PHP)

福田恆存著「人間の生き方、
ものの考え方 学生たちへの特別講義」
(文藝春秋)

外山滋比古著「思考力の方法聴く力篇」
(さくら舎)

長野浩典著「生類供養と日本人」
(弦書房)

藤原正彦著「卑怯を映す鏡 管見妄語」
(新潮社)
これ平成24年11月発行初版。
うん。古本で見かけないわけだ。

佐藤淳一著「奇跡の中学校」
(ワニブックスPLUS新書)

長尾和宏・丸尾多重子著
「ばあちゃん、介護施設を間違えたら
もっとボケるで!」(ブックマン社)


目標。
買った本はきちんとひらく。
さて、
「思考力の方法 聴く力篇」
の本文の最後を、まずはひらく。

「ことばの力を信じる人は、
『聴く話す』ことばのかかえる考えが、
『読む書く』ことばの思考とはかなり
大きく異なっていることに気づくはずである。
聴く話すことばは、いかにも浅く、
情緒的なように考えられながら、
ものごとを考えることのできる人にとっては、
知的なするどさをもっていて、
読み書くことば、本の中のことばに、
すこしも後れをとらないのである。

聴くことば、話すことば、
読むことば、書くことば。
これをバラバラにしているために、
ことばの力がどれほど弱まっているかしれない。
これを、めいめいの生活のなかでしっかり
結びつけることができれば、
ことばは真に人間と同じくらい大きなものになる。
ことば自体も、それを求めているはずである。

四重奏は独奏と違った味がある。
思考力の源であるといってよい。
目と頭で考えるのではない。
耳で判断、口でまとめ、思考に結びつける
のが新しい知の方法である。」(p204~205)

昨日は、WILL5月号が届く。
さっそく蒟蒻問答と
坂崎重盛の連載をひらく。
コメント (2)
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