「新潮45」9月号の
特集「『安倍嫌い』を考える」は
佐伯啓思・竹内洋・神山仁吾・青山繁晴
吉崎達彦・古谷経衡・菊池哲郎・小田嶋隆。
全員の方を要約するのは、
それなりに価値があるのでしょうが、
線を引くだけで終りにする(笑)。
うん。口直しに、久しぶりに
「週刊新潮」8月27日号を買うことに。
はじまりの写真がいいんだ。
高知県大豊町「棚田の四季」の写真が4枚。
春夏秋冬の写真。
田んぼの中に祠があり、
祠の周りの田んぼの四季がみずみずしい。
うん。これだけでも気持が洗われます。
そう。思わず「芸術新潮」の世界(笑)。
さてっと、櫻井よしこ連載の
「日本ルネッサンス」は、戦後70年談話を
読んでその書評をしているのでした。
こちらも、すがすがしい。
以下は、櫻井氏の文からの引用。
「談話発表まで、日本の多くのメディアが
報じたのは・・・4語をキーワードとし、
これらが談話に盛り込まれるか否かという
浅い議論だった。中韓両国も注文をつけ続けた。
静かに歴史を振りかえり、未来に思いを致すことを
許さない非建設的な雰囲気の中で安倍首相が語った
のは、大方の予想をはるかに超える深い思索に
支えられた歴史観だった。」
「米戦略国際問題研究所(CSIS)の日本部長、
マイケル・グリーン氏は『侵略や植民地化への
言及や反省に関する表現は多くの人が予想した
以上に力強かった』と語り、評価している。」
「・・・首相は振りかえり、戦後の日本の思いを
行動で示すため、『インドネシア、フィリピンはじめ
東南アジアの国々、台湾、韓国、中国など、
隣人であるアジアの人々が歩んだ苦難の歴史を
胸に刻み、戦後一貫して、その平和と繁栄のために
力を尽くしてきました』と述べた。・・・
東南アジアの国々に続いて、台湾、韓国、中国、と
台湾を筆頭にあげた・・・
日本の歴代政権は日本と中華人民共和国との
国交回復以降、72年の共同声明の精神に基づいて、
『ひとつの中国』という考えを『理解し、尊重』
するとして、諸国の国名と並列で台湾を明記する
ことはなかった。
並列で明記した談話から読みとれるのは、
中国の主張は理解し尊重するが、それは
100%の同意ではない、ということではないか。
ここには日本が大事にしようとする価値観が
にじみ出ている。・・・
会見の質疑応答では、こうも述べた。
『残念ながら、現在も紛争は絶えない。
ウクライナ、南シナ海、東シナ海での力による
現状変更の試みは許されない』。
驚く程率直な、中国及びロシアに対する
痛烈なメッセージではないか。」
「談話で最も重要な点は
『私たちの子や孫、そしてその先の世代の
子どもたちに、謝罪を続ける宿命を
背負わせてはなりません』と語り、
謝罪に終止符を打ったことだ。
謝罪の終わりを宣言したことは、
中国、朝鮮半島のためにも評価すべきだ。」
安倍談話を読んだ櫻井氏の
噛んで含めるような書評です。
そんな、しっかりした手ごたえが嬉しい。
特集「『安倍嫌い』を考える」は
佐伯啓思・竹内洋・神山仁吾・青山繁晴
吉崎達彦・古谷経衡・菊池哲郎・小田嶋隆。
全員の方を要約するのは、
それなりに価値があるのでしょうが、
線を引くだけで終りにする(笑)。
うん。口直しに、久しぶりに
「週刊新潮」8月27日号を買うことに。
はじまりの写真がいいんだ。
高知県大豊町「棚田の四季」の写真が4枚。
春夏秋冬の写真。
田んぼの中に祠があり、
祠の周りの田んぼの四季がみずみずしい。
うん。これだけでも気持が洗われます。
そう。思わず「芸術新潮」の世界(笑)。
さてっと、櫻井よしこ連載の
「日本ルネッサンス」は、戦後70年談話を
読んでその書評をしているのでした。
こちらも、すがすがしい。
以下は、櫻井氏の文からの引用。
「談話発表まで、日本の多くのメディアが
報じたのは・・・4語をキーワードとし、
これらが談話に盛り込まれるか否かという
浅い議論だった。中韓両国も注文をつけ続けた。
静かに歴史を振りかえり、未来に思いを致すことを
許さない非建設的な雰囲気の中で安倍首相が語った
のは、大方の予想をはるかに超える深い思索に
支えられた歴史観だった。」
「米戦略国際問題研究所(CSIS)の日本部長、
マイケル・グリーン氏は『侵略や植民地化への
言及や反省に関する表現は多くの人が予想した
以上に力強かった』と語り、評価している。」
「・・・首相は振りかえり、戦後の日本の思いを
行動で示すため、『インドネシア、フィリピンはじめ
東南アジアの国々、台湾、韓国、中国など、
隣人であるアジアの人々が歩んだ苦難の歴史を
胸に刻み、戦後一貫して、その平和と繁栄のために
力を尽くしてきました』と述べた。・・・
東南アジアの国々に続いて、台湾、韓国、中国、と
台湾を筆頭にあげた・・・
日本の歴代政権は日本と中華人民共和国との
国交回復以降、72年の共同声明の精神に基づいて、
『ひとつの中国』という考えを『理解し、尊重』
するとして、諸国の国名と並列で台湾を明記する
ことはなかった。
並列で明記した談話から読みとれるのは、
中国の主張は理解し尊重するが、それは
100%の同意ではない、ということではないか。
ここには日本が大事にしようとする価値観が
にじみ出ている。・・・
会見の質疑応答では、こうも述べた。
『残念ながら、現在も紛争は絶えない。
ウクライナ、南シナ海、東シナ海での力による
現状変更の試みは許されない』。
驚く程率直な、中国及びロシアに対する
痛烈なメッセージではないか。」
「談話で最も重要な点は
『私たちの子や孫、そしてその先の世代の
子どもたちに、謝罪を続ける宿命を
背負わせてはなりません』と語り、
謝罪に終止符を打ったことだ。
謝罪の終わりを宣言したことは、
中国、朝鮮半島のためにも評価すべきだ。」
安倍談話を読んだ櫻井氏の
噛んで含めるような書評です。
そんな、しっかりした手ごたえが嬉しい。