私には長い読み物はほとほと駄目だなあ。
読んでも、あちこち気が散り、最後まで行かない。
しょうがない、これが私なのだと、腹をくくることに。
このまま行きましょう(笑)。
さてっと、朝、目が覚めたら
徒然草の一節が思い浮かぶ。
え~と。あれあれ、何だっけ。
そうだ、法然が登場する場面だ。
というようなわけで、本棚から
ワイド版岩波文庫「徒然草」を出してくる。
目次に「或人、法然上人に」とあるのは第39段。
さっそくひらく。
短いので、全文引用。
或人、法然上人に、
『念仏の時、睡(ねぶり)にをかされて、
行を怠りはんべる事、いかがして、
この障(さは)りを止(や)めはべらん』
と申しければ、
『目の醒(さ)めたらんほど、念仏し給へ』
と答へられたりける、
いと尊かりけり。また、
『往生は、一定(いちぢやう)と思へば一定、不定と思へば不定なり』
と言われけり。
これも尊し。また、
『疑ひながらも、念仏すれば、往生す』
とも言はれけり。
これもまた尊し。
ちなみに、徒然草は1330年頃に書かれたようだと
文庫解説にあります。
そして、法然上人は1212年亡くなっております。80歳。
そうなんだ、
亡くなって100年を過ぎているのに、
「いと尊かりけり」言葉を預かり、記している。
読んでも、あちこち気が散り、最後まで行かない。
しょうがない、これが私なのだと、腹をくくることに。
このまま行きましょう(笑)。
さてっと、朝、目が覚めたら
徒然草の一節が思い浮かぶ。
え~と。あれあれ、何だっけ。
そうだ、法然が登場する場面だ。
というようなわけで、本棚から
ワイド版岩波文庫「徒然草」を出してくる。
目次に「或人、法然上人に」とあるのは第39段。
さっそくひらく。
短いので、全文引用。
或人、法然上人に、
『念仏の時、睡(ねぶり)にをかされて、
行を怠りはんべる事、いかがして、
この障(さは)りを止(や)めはべらん』
と申しければ、
『目の醒(さ)めたらんほど、念仏し給へ』
と答へられたりける、
いと尊かりけり。また、
『往生は、一定(いちぢやう)と思へば一定、不定と思へば不定なり』
と言われけり。
これも尊し。また、
『疑ひながらも、念仏すれば、往生す』
とも言はれけり。
これもまた尊し。
ちなみに、徒然草は1330年頃に書かれたようだと
文庫解説にあります。
そして、法然上人は1212年亡くなっております。80歳。
そうなんだ、
亡くなって100年を過ぎているのに、
「いと尊かりけり」言葉を預かり、記している。