和田浦海岸

家からは海は見えませんが、波が荒いときなどは、打ち寄せる波の音がきこえます。夏は潮風と蝉の声。

茨木のり子の絵本

2024-05-14 | 絵・言葉
昨日は雨。午前中ちょいと用事があって館山市へ。ついでに、本屋へ。
新しくできていた古本屋『北条文庫』を尋ねる。
はじめて入りました。古本と新刊と、それに喫茶もあるみたい。
古本を3冊購入して帰る。その1冊の絵本を紹介してみたい。

茨木のり子作 山内ふじ江絵「貝の子プチキュー」(福音館書店・2006年6月)。
40ページで、サイズが29×31㎝。

最後には、こうありました。
「 この作品は、1948年茨木のり子が朗読のために書いた童話を絵本化したものである。
  ・・・・・今回の絵本づくりにあたり、文は大幅に書き直された。 」

う~ん。茨木のり子さんは2006年2月に死去とありますので、
ここは、どう読んだらよいのでしょう。
たとえば、「茨木のり子ご自身の手で、文は大幅に書き直された」と
あればすっきりとするのでしょうが、ちょっと引っかかります。
ごく自然に文面をたどれば、ご自身が書き直されたのでしょうね(笑)。

絵を描いた山内ふじ江さんのプロフィールの最後には
『 この絵本は、長い時間をかけて描かれ、心血を注いだ代表作といえる。 』
とあります。絵本として書き直された文をもとに、
時間をかけて描かれたというのが、絵本をひらくと、
ごく自然に、こちらへ伝わってくるのでした。


帰ってから、そのレシートを見たら
それは、買った本一冊一冊の書名が載ったレシートです。
ここは、最後にレシートそのままの紹介をして終ります。

       
  北条文庫
  千葉県館山市北条1625‐25      2024/05/13
  YANETATEYANA1F                                       11:25

      
    関東大震災の社会史        ¥1.300
    宮本常一とクジラ          ¥770
    貝の子プチキュー          ¥990

    合計               ¥3.060



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3 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
茨木のり子さん (きさら)
2024-05-14 17:14:31
「貝の子プチキュー」
彼女の唯一の絵本だそうですね。
図書館にあったので 予約しました。

それから
今朝(14日)の産経新聞の「談話室」に
私の投稿が掲載されました。(#^^#)
返信する
こんにちは。 (和田浦海岸)
2024-05-14 17:39:31
こんにちは。きさらさん。
コメントありがとうございます。

「貝の子プチキュー」の絵は、
きさらさん、きっと気に入ると思います(笑)。

産経新聞の「談話室」をひらいてみました。
いつも見もしないので、申し訳ありません。
はい。繰り返し読ませていただきました。
掲載おめでとうございます。
以前の「談話室」の絵が印象に残っています。
返信する
新聞 (きさら)
2024-05-14 22:11:49
早速見て下さって
ありがとうございます~(#^^#)
また 絵も投稿してみます。。。
返信する

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