和田浦海岸

家からは海は見えませんが、波が荒いときなどは、打ち寄せる波の音がきこえます。夏は潮風と蝉の声。

この政権はいい政権。

2015-08-02 | 朝日新聞
雑誌「正論」9月号が発売になりました。
巻頭随筆にあたる高山正之の「折節の記」。
そういえば、この巻頭随筆を、いままで、
一度も、引用したことがなかったなあ。
今回は、その最後の箇所を引用。



「朝日新聞がこの政権はいい政権ですよと
盛んに売り込んだ。国民が騙されて
民主党のスカを摑まされたのが平成21年。
それからの3年間、国民は民主党が創りだす
悪夢にうなされ続けた。とくに初代党首。
支那に行っては
『東シナ海を友愛の海にし、日米安保条約より
強い絆の日支同盟を結びたい』と言い、
沖縄に行っては普天間の移転先は
『最低でも県外』と言う。
次はもっと屑が立って、
まず巡視船に突っ込んだ支那人船長を釈放して
支那に三跪九叩頭。3・11の大津波では
東電の邪魔をした挙句に『脱原発』を叫び、
『ソフトバンク印の太陽光発電に切り替えろ』
と絶叫した。
安倍政権は辺野古復活などあと処理に2年も
費やして、さあ一段落と思ったら、
もう一つ残っていた。民主党3人目の首相が
決めた新国立競技場だ。
ザハ・ハディド描く『生ガキがたれたみたいな』
(森喜朗)デザインを安藤忠雄が選び、
最終決定したのが野田政権の田中真紀子文科相だった。
・・・・・・
安倍首相は最後の民主党の遺産を
『ゼロベースで見直す』ことにした。
いい決定だが、明日の日本のためにも、
まだ国会にくすぶる民主党を一刻も早く
『ゼロベース』にしてほしいものだ。」(p47)


暑いので、巻頭随筆だけで満腹。
これから先は未読(笑)。

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久保田万太郎の夏句。

2015-08-01 | 詩歌
久保田万太郎全集(中央公論社)。
その第14巻は俳句の巻。
パラパラと、夏の句をさがす。



行水の湯の沸きすぎてしまひけり

汗の目に入りたる泪おさへけり

またしても愚痴をいふなり汗拭ひ

町を行く町につくつく法師鳴き

水打つや一(ひ)トうちづつの土ほこり

水を打つみちの夕日のいま眞面(まとも)

暑き日のはじまる簾下ろしけり

夏座敷またしてもとり散らしけり

夏のれん風そよりともせざりけり

箸涼しなまぐさぬきのきうりもみ

冷麥やかしこまりたる膝のまへ

冷麥の三箸がほどの涼しさよ


あさがほや悔いておよばぬことばかり

あさがほに老後のなげきおもひ知る



ひぐらしや去年のけふもこの部屋に

ひぐらしやけふをかぎりの夏時間

かなかなのいままで鳴いてゐたりしが

夏の月いま上(あが)りたるばかりかな

晩涼や海ちかけれどみに行かず



ちなみに、
この全集第14巻を最初からめくっていて、
最後の方に至ると、「季題別全俳句集」として
月ごとの俳句があるのでした(笑)。
あらためて、そちらを見ると、
見落としている俳句が、きちんと並びます(笑)。


最後にこれ


また九月一日来る秋の蝉

波の音をりをりひびき震災忌

かまくらの月のひかりや震災忌


  終戦

何もかもあつけらかんと西日中


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