おやじのつぶやき

おやじの日々の暮らしぶりや世の中の見聞きしたことへの思い

都営新宿線「東大島駅」~京成線「青砥駅」。その3。亀小橋・城東電車。トロリーバス。河津桜・シャクナゲ。北十間川。(「中川」を遡る。第1回目。)

2022-05-27 20:17:23 | 中川を遡る

                    「亀小橋」。

大正から昭和の初め、江東区・江戸川区には城東電気軌道という会社がありました。路面電車(後の市電、都電に)。錦糸町-水神森-洲崎、錦糸町-西荒川、荒川を挟み、東荒川-今井の3路線を運行。錦糸町駅前には、錦糸堀車庫がありました(現在の丸井のところ)。

 東荒川-今井間は、1952(昭和27)年に廃止され、トロリーバス(今井-上野公園)となりましたが、1968(昭和43)年に廃止。

※1「トロリーバス」

道路上空に張られた架線から取った電気を動力として走るバス。「トロリー」とは集電装置のこと。外観も操縦法も普通のバスに近い。日本語では無軌条電車(むきじょうでんしゃ)と訳される。現在、トロリーバスは唯一、黒部ダムアルペンルートの扇沢駅と黒部ダム駅を結ぶバスとしてあったが、2018年に運行を終了、現在は、電気バスになっている。

京成押上駅前の「浅草通り」を通っていました。高校通学時代に目の前を通りすぎるのをよく眺めました。「四つ目通り」から「浅草通り」へ大きくカーブするバスが印象的でした。

都営トロリーバス(1952年)

※2 都電は、都電荒川線(三ノ輪~早稲田)以外は、1972年(昭和47年)までに順次廃止となる。

 錦糸町-小松川間(小松川線)は、京葉道路から水神森の先を右折して東南の方向へ進んでいく軌道。その終点「西荒川停留所」は、現在の首都高速道路下り線の真下付近。現在は、路面電車が走っていた頃の面影は全くなく、すっかり広い舗装道路となり、周囲の建物も大きな会社ビルや高層マンション、区の大規模な施設となっています。
 旧中川に架かる「亀小橋」は、かつての路面電車専用の橋。この橋の上には、都電が昔走っていたというレリーフが、二つ埋められています。

              

近くの浅間神社には、その当時のレールが保存されています。

以前の投稿記事より。

上がトロリーバス。下が城東電車。
ケース越しに親水公園側から今井街道側を望む。
 今井街道と境川が交差する付近の「一之江境川親水公園」にあるガラスケースに収まったトロリーバスと電車のブロンズ模型。

・・・

散策にふさわしい遊歩道。

                   向こうに見える橋は「中川新橋」。国道14号線(京葉道路)。

             

振り返る。

水鳥の姿も。

先に見えるのは、「ふれあい橋」。

この付近には、アジサイがたくさん。季節が来れば、さぞかし見事なことでしょう。

小松川ポンプ所。

JR総武線の鉄橋。

対岸は、河津桜並木になっています。

      (「Googleマップ」より)

シャクナゲ(石楠花)。  

ワタスゲ?              

総武線鉄橋下。

ふれあい橋方向。

亀戸中央公園。緑豊か。

「江東新橋」。

                  「蔵前橋通り」。

いったん「北十間川」の縁に進みます。「北十間川」は、「東京スカイツリー」の側を流れる川。

左が「北十間川」。

江戸時代初期に開削された運河である。西に隅田川、東に旧中川と接続する。横十間川との合流点より西は墨田区内を通り、東は墨田区と江東区の区界となっている。名称は、本所のの「北」を流れる、川幅が「10間」の川であることに由来する。以前は大横川の分流点より西を源森川(※「隅田川」との出合付近に同名の橋がある)、東を北十間川といった。

広重名所江戸百景』「柳しま」。絵の中央の川が北十間川、絵の下の川が横十間川、左上の山は筑波山

江戸時代、明暦の大火後の本所開発の一環として、源森川は材木輸送のため万治年間に、北十間川は農業用水のため1663年寛文3年)に開削された。当初両川は繋がっていたが、隅田川増水時の洪水被害が著しく、1672年寛文12年)には間に堤が築かれ、分断された。

1885年明治18年)に住民の要請で源森川と北十間川が再び接続された。これにより旧中川と隅田川が最短距離で結ばれることとなり、業平橋駅で鉄道貨物とも連携して下町の物流に重要な役割を果たしたが、戦後舟運は衰退し、重要性が低下した。1978年昭和53年)には扇橋閘門設置による江東地区の水位調整のため、大横川との分流点に北十間川樋門が設定されて航路が再び東西に分断され、東側の区間は荒川より水位が1メートル下げられた。また現在大横川、曳舟川などかつての接続河川は多くが埋め立てられており、水運の役目はほとんど果たされていない。

押上業平橋地区では、2012年5月22日に開業した東京スカイツリーの建設に合わせ、それに面する北十間川も脚光を浴びている。周辺の再開発にあわせ親水テラス、船着場、水質浄化装置などが整備された[1]ほか、東京ソラマチと対岸とを結ぶおしなり橋(歩行者専用)が新たに架けられた。

浅草などのほかの観光地と連絡する水上バスの運行も構想され、水運としての機能の復活が期待されているが、幅が狭いため隅田川を横断できる大きさの船が通行するには難があり、また前述の通り樋門が航路を塞いでおり、西部と東部で水位が異なるため大規模な工事による閘門化が必要であるなど、課題も多い。

(この項、「Wikipedia」参照)

1880年代のようす。周囲は田畑。

2010年代のようす。川筋は変わらない。

スカイツリー付近からの「北十間川」(東を望む)。

「小原橋」が架け替え工事中。

眼下に北十間川。

コメント
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