曲尺手(鈎型)。ここを右に折れる道が「日光東往還」(旧道)。少し戻ります。
毘沙門堂前に建てられた追分道標石燈籠2基。
左の燈籠には「向 水戸海道」、右には「右 小山 左 さかい」と彫られている。
※結城市は、北側・西側を栃木県との県境に囲まれ、茨城県の他市町村とは鬼怒川によって隔てられているため、文化(方言等)・経済・交通面で栃木県との関わりが深い。特に隣接する小山市とは小山都市圏に属する密接な関わりがある。南北の交通網が茨城県の他市町村と明らかに異なる古河市ほどではないが、県南(つくば市など)・県北(日立市など)・鹿行地域(鹿嶋市など)との繋がりは希薄となっている。
「木町」交差点。
曲尺手(鈎型)になっている。木町の由来はここに木戸があったことから。
※なお、国の登録有形文化財だった酒蔵などが火災によって焼失した「結城酒造」はこの左手にあります。
見世蔵が建ち並んでいます。
和カフェ 甘味茶蔵(かんみちゃくら)。
菓子処 真盛堂。
昭和7年、茨城県結城市にて創業。初代店主の名前「真一」と、お店の繁盛を願って真盛堂(しんせいどう)と名付けられました。
結城に古くから伝わる「ゆでまんじゅう」をはじめとした伝統の和菓子や、和と洋をコラボさせた看板商品「カフェオーレ大福」など新しい美味しさも生み出して参りました。
和カフェでも手作りの甘味をお楽しみいただけます。(「真盛堂」HPより)
そろそろ、先に進みます。
本場紬問屋 河野商店。
宿内を振り返る。
正面の細道が旧道。
この先は住宅地に入り、旧道が消滅。神社のところで左に折れ、県道147号に出て、すぐ「吉田用水」脇を進みます。
新しそうな道標。
「向西 向野・出井ヲ経テ羽川ニ至ル 向右 松木合・仁良川・薬師寺・石橋町ヲ経テ宇都宮ニ至ル」。
吉田用水。
右手遠くに筑波山。
大きな屋敷。
麦畑。
県道146号線に合流して広い道を進みます。この先は、大規模な小山工業団地になります。
結城市から小山市に。
大型トラックが走り抜ける広い道路を40分以上かかって通り抜けます。やっと、
家が見え始めます。
工業団地の東側には集落が広がっているようです。
高椅(たかはし)地区。
ゆっくりと下る道。
2010年代のようす。田園地帯が広がる。
流れは、「吉田用水」(西)と「田川」(東)。
工業団地付近の標高は約47㍍、東側は約37㍍(「今昔マップ」より)と高低差があります。「日光東往還」は、西の台地の縁を通っていたようで、この先もそうした地形が見られます。