Don't Kill the Earth

地球環境を愛する平凡な一市民が、つれづれなるままに環境問題や日常生活のあれやこれやを綴ったブログです

乱獲

2022年07月28日 06時30分14秒 | Weblog
米原ビーチの乱獲されたカクレクマノミ
 「石垣島でシュノーケルを楽しんでいたとき。
 衝撃的なものを見てしまいました・・・
 必ず居るはずの人が居ない、このクマノミベビーはどうなるのでしょうか?
 それは誰にでもわかりますよね。


 ここ数年、沖縄の離島でシュノーケリングをするたびに、ある事実が気になっている。
 それは、「クマノミが激減した」ということである。
 上の動画からも分かるとおり、明らかに乱獲によるものと思われるが、事態はもっと深刻である。
 (石垣島ではないが、)クマノミだけでなく、「イソギンチャクも激減している」のである。
 先日、こうした現象の理由の一つが解けた。
 たまたま、あるカフェでランチを食べていたとき、店の名物だという大型水槽に、クマノミがいるもののイソギンチャクがなかったので、その理由をさりげなく店員さんに聞いてみた。
 「クマノミって、イソギンチャクがいなくても生きていけるんですか?」
 すると、店員さんは、
 「昔は海から獲ってきたんですけど、獲れなくなって・・・」
と言葉を濁した。
 
カクレクマノミとイソギンチャク消える
 「【沖永良部】知名町沖泊漁港付近に生息していたカクレクマノミとイソギンチャクが1日、採捕されていることが分かった。確認した同町サンゴ礁保全対策協議会の東進一郎会長(50)は「島の宝を盗らないで」と怒りをあらわにしている。
 「沖泊漁港付近は奄美群島国立公園の普通地域に指定されているが、海域公園地区ではないため採捕は禁止されていない。町は環境省と協議し、対応を検討している。

 どうやら、「海域公園地区」でなければ、クマノミやイソギンチャクの採取・捕獲は禁止されていないということのようだ。
 いつも思うことだが、ここでも行政・立法は、「社会問題の後追い」に終始している。
コメント
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