Don't Kill the Earth

地球環境を愛する平凡な一市民が、つれづれなるままに環境問題や日常生活のあれやこれやを綴ったブログです

甘党と癇癪もち

2022年07月25日 06時30分55秒 | Weblog
作曲家と料理のお話 第11回 (ワーグナー)
 「ワーグナーと妻コジマ(リストの娘)はスイスのトリープシェンで暮らしていました。あるパンケーキデーのこと、ワーグナーはコジマにパンケーキを買うため町へ出かけました。
 前日の月曜日は、家の人手が普段より少なく、コジマは、食事、遊戯、散歩と、子供たちにかかりきりでした。その様子を見ていたワーグナーはコジマのことを「やさしいめんどりさん」と呼んだそうです。
 普段の労をねぎらい、コジマに少しでも休んで欲しかったのかもしれません。けれど残念ながら、この日は既にパンケーキは売り切れで買うことができませんでした。仕方なくその翌日にパンケーキをポンスと一緒に味わったようです(ということはもうレントだったはずですけれど!)。


 実は、ワーグナー自身が大変な甘党だったらしい。
 野田浩資さんが二期会「パルジファル」のパンフレットに「ワーグナーの食卓」と題する解説を書いているが、それによると、彼は「甘いものには目がなく、虫歯だらけ」だったそうである。
 パンケーキなどのスイーツはもちろんのこと、主食としても、ジャガイモの団子の中にアプリコットやリンゴを甘く煮たものを詰めたり、ザワークラウトにリンゴを入れて甘酸っぱくしたものなどがお気に入りだったという。
 こうした糖質過剰の食生活だと、やはり血糖値の乱高下は避けられないだろう。
 ワーグナーは癇癪もちで有名だったが、糖質過剰による血糖値の変動の影響があったかもしれない。 
 
コメント
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