Don't Kill the Earth

地球環境を愛する平凡な一市民が、つれづれなるままに環境問題や日常生活のあれやこれやを綴ったブログです

眠くならないバランシン

2022年07月18日 06時30分14秒 | Weblog
ロイヤルバレエ・ガラ  英国ロイヤル・バレエ団のトップダンサーたちが華麗に舞う!
 「古典の「白鳥の湖」からケネス・マクミランの「ロミオとジュリエット」や「マノン」など演劇的作品、現常任振付家ウェイン・マクレガーやアーティスティック・アソシエイトであるクリストファー・ウィールド ン作品まで、‟ロイヤル“の名のもとに集まった国際色豊かなダンサーたちがレパートリーの魅力を存分に発揮する、バレエファンにとってこの夏もっとも見逃せないステージです!

 解説では触れられていないが、ロイヤルバレエ団は、なぜかジョージ・バランシンの作品を多く上演する。
 前回のガラ公演でも、ラストはシンフォニー・イン・Cだった(ちなみに、この時の出来栄えはいまいちで、私見では新国立劇場バレエ団の方が断然よかった。)
 正直に言うと、私は、バランシン作品が上演されたとたんに猛烈な眠気に襲われてしまうほど、その”良さ”が理解できない典型的な素人である。
 ところが、今回の公演のAプロには、バランシン作品が3つ(「チャイコフスキー・パ・ド・ドゥ」、「ジュエルズ」より"ルビー"、「アポロ」)も含まれている。
 というわけで、憂鬱と退屈で眠りそうになっていたのだが、”ルビー”が始まって、いっぺんに目が覚めた。
 ジャズ調の音楽(しかも2台のピアノによる生演奏)と、素早い振付が完璧にマッチしているのである。
 息もつかせないような流れで、眠気が吹っ飛んでしまった。
 特に、高田茜さんの、これまで見たことのないような敏捷な動きが素晴らしい。
 ・・・というわけで、バランシンに対する見方が少し変わった。
 ところで、今回の公演で痛感したのは、マリアネラ・ヌニェスの”ラスボス感”である。
 何も知らない人が見ても、この人がバレエ団のボスであると確信するくらい、強烈なオーラを放っている。
 もう40歳なんですね。
 
 
コメント
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