「なんだ!その態度は!」乗客怒鳴った駅員に物議 識者はどう見る?
「ただ、枝久保さんは、駅員の物言いはよくなかったとして、次のように指摘した。
「駅員の発言があまりに感情的でコミュニケーションが成立していません。頻出する『態度』というワードは、遺失物拾得のお願いに必要なものではありません。乗客の安全にかかわる場合、故意に列車の運行を停止させようとする場合、駅員は乗客の態度にかかわらず、それを制止しなければならないので、やはりこれも『態度』は関係ありません。『山手線止めた』は事実であり、それが乗客の身勝手な振る舞いによるものであれば、場合によってはJRが被った損害を損害賠償請求することも可能かもしれませんが、駅員が私的な感情で乗客を制裁する権利はありません。『交番(警察)に行く』『事情聴取がある』と懲罰的に語っていますが、これらは制裁ではなく、またその管轄はJRにはありません。結局、誰が何を問題だと言っているのか分かりません」」
私も、この駅員の言動は”アウト”だと思う。
なぜなら、この駅員は、言語を威嚇の手段、つまり暴力の一種として使用しているからである。
音楽で言えば、「展覧会の絵」の「サムエル・ゴールデンベルクとシュムレイ」のサムエル・ゴールデンベルクになってしまっている。
ことばにおいては、それが伝える意味内容より、”言いぶり”、”話し方”の方が重要な場面もあり得るわけである。
「ただ、枝久保さんは、駅員の物言いはよくなかったとして、次のように指摘した。
「駅員の発言があまりに感情的でコミュニケーションが成立していません。頻出する『態度』というワードは、遺失物拾得のお願いに必要なものではありません。乗客の安全にかかわる場合、故意に列車の運行を停止させようとする場合、駅員は乗客の態度にかかわらず、それを制止しなければならないので、やはりこれも『態度』は関係ありません。『山手線止めた』は事実であり、それが乗客の身勝手な振る舞いによるものであれば、場合によってはJRが被った損害を損害賠償請求することも可能かもしれませんが、駅員が私的な感情で乗客を制裁する権利はありません。『交番(警察)に行く』『事情聴取がある』と懲罰的に語っていますが、これらは制裁ではなく、またその管轄はJRにはありません。結局、誰が何を問題だと言っているのか分かりません」」
私も、この駅員の言動は”アウト”だと思う。
なぜなら、この駅員は、言語を威嚇の手段、つまり暴力の一種として使用しているからである。
音楽で言えば、「展覧会の絵」の「サムエル・ゴールデンベルクとシュムレイ」のサムエル・ゴールデンベルクになってしまっている。
ことばにおいては、それが伝える意味内容より、”言いぶり”、”話し方”の方が重要な場面もあり得るわけである。