パンセ(みたいなものを目指して)

好きなものはモーツァルト、ブルックナーとポール・マッカートニー、ヘッセ、サッカー。あとは面倒くさいことを考えること

「トヨタの正体」。儲けても、尊敬できない会社。

2006年07月25日 23時07分19秒 | Weblog
やっと出た?
よく出たな!
それが「トヨタの正体」
(株)金曜日発行 佐高 信 横田 一

これは文字通りトヨタ批判の書だ
しかし、書いてあることは画期的なことではない
むしろ常々思っていたことが書かれているにすぎない
(このことのほうが恐ろしいが)

税金を食い物にして自分の都合のよい道路をひいたり
看板方式の名の下に道路を倉庫代わりにしたり
人間らしい生活が出来ない社員をつくってしまう労働条件

本当はこんなのは許されるべきではないのだ
いくら利益が1兆円を超えたところでそれが何だというのだろう

トヨタに最初に疑問を感じたのは
トヨタが作った車を見た時だった
RAV4 この車を見た時急に
この車は愛されて生まれていない
と思ってしまった
そう思うと他のトヨタ車も欠点をボコボコ
修正されて何の個性もない
体温のない車にしか見えなくなった
(そして、豊田市も全然文化の香りのしない
消費するだけの町のように思えてしまう)

電位料金が土日が安いからといって
出勤日をこの日にして
かわりに木曜日を休みにしたことがあった
このときは他人のことながら頭にきた

いったい社員の人たちは子供たちと
いつ会ったり遊んだりするのだろう
その時間を奪ってまでして儲けて
なんのためになってるのだろう

また知り合いのある店舗では
トヨタの工場に勤務の男の人が物を買いにきた時
その態度が明らかに普通ではなかったという
ボーッとして判断が出来ないような様子だったという

しかし、これがその人だけの特別なことではなかったのだ
別のところでも同じような話を幾度となく聞いた
(多くの自殺者がでているとか)

だが、この本にも書いてあるように
トヨタはマスコミの大スポンサーだ
だから、マスコミはトヨタを批判的には
報じられないだろう

しかし、我々はそろそろ、仕方ないとか
長い物には巻かれろなどという
他人任せの考え方を変えなくてはいけないだろう
誰が見ても変だとか、おかしいというものは
そのように大声で言わなければだめなのだ
コメント
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