パンセ(みたいなものを目指して)

好きなものはモーツァルト、ブルックナーとポール・マッカートニー、ヘッセ、サッカー。あとは面倒くさいことを考えること

みてござる

2007年10月15日 20時37分18秒 | Weblog
知り合いが最近リフォームをして
きれいになった部屋の壁に、
墨文字で「みてござる」の額装したものを飾りたいと話していた

なんでも実家の仏壇の近くに「みてござる」の文字が飾ってあって
子供の頃からずっと見ていたし、
それがいろんな場面で思い出されたりして
一種のブレーキの作用をしていて
結果的によかったから、今の家にも飾ろうという事らしい

考えてみると、昔はよく誰彼となく
「お天道様が見ている」と言われたものだった
だから悪い事や恥ずかしい事をしてはいけない
という事なのだが
その理由を問う事もなく、素直にそういうものだと
受け入れていた

ところが今は、、、
バレなければ、いや、たとえ見られていたも
捕まったりしなければ何でもやってしまう人が多くなっている

これは犯罪人だけでなく、政治屋さんしかり

日本人は強固な宗教的なモラルが欠如しているが
かわりに皆がおおらかに認めていた
「お天道様が見ている」「みてござる」が
人々の暴走を止めていたのに、、、、

自らにブレーキをかけられない国民
他人の不幸や不公平に関心を持てない様な国民
いったいいつからそんな風になってしまったのだろう、この国は
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