パンセ(みたいなものを目指して)

好きなものはモーツァルト、ブルックナーとポール・マッカートニー、ヘッセ、サッカー。あとは面倒くさいことを考えること

美しいメロディ

2013年09月26日 20時03分54秒 | あれこれ考えること
何をもって美しいと判断するか
といったような面倒な定義付けは
一先ず置いておいて
美しいメロディとはなんだろう?

美しいメロディーの代表は?
人それぞれの好みによって違ってくるのは
当然として、世間一般的には
ショパンのノクターン
チャイコフスキーの白鳥の湖
シューベルトの歌曲(アベ・マリア、セレナーデ)
ブラームスの弦楽6重奏の第2楽章
ドヴォルザークの8番の第3楽章
スメタナのモルダウ
などが挙げられるかもしれない

でもこれらに関しては
「美しい」は最適な表現ではない気がする
感傷的なとか感情的なといったほうがふさわしいような
気がしないでもない

それでは、バッハのマタイ受難曲の中の「あわれみ給え」のアルト独唱の
メロディは美しいというのか
感動的で深く沈潜するがなんだか美しいという表現では追いつかない

ブルックナーの8番の第3楽章のチェロの奏でる旋律は
やはり美しいという言葉とは違う気がする

モーツァルトの23番のピアノ協奏曲第2楽章も
美しいと言ってしまうとなにか違うような気もする

ベートーヴェンの32番のピアノソナタの第2楽章のテーマはどうだ
心地よいというのとは明らかに違うが
これは何故か自分中では美しいと言っても良いような気持ちでいる

正直自分が何を基準に決めているか深く考えたこともないし
これからも考えることはないかもしれない
でも言えることは、ベートーヴェンの30番・32番の緩徐楽章のメロディは
美しいと思う
それと作品131の弦楽四重奏曲の最初の楽章
静謐感に満ちた不思議なメロディ
これも美しいと思う

美しいメロディー
多分年齢を重ねると随分その判断基準は違ってくるだろう

それにしても
後期のベートーヴェンのピアノソナタは美しい
というか、飛んじゃっている

これらは気合入れて聴かないと向こうから優しく来てくれない

つまりは今の時点でベートーヴェンの後期のソナタが好きだってこと
好きだから美しいと思い込もうとしているのかもしれない

相変わらず、どうでもいいことだけれど


コメント
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