パンセ(みたいなものを目指して)

好きなものはモーツァルト、ブルックナーとポール・マッカートニー、ヘッセ、サッカー。あとは面倒くさいことを考えること

宗次ホール(リスト編曲のベートーヴェン第5交響曲他)

2013年10月06日 21時14分56秒 | 見てきた、聴いてきた(展示会・映画と音楽)
キッカケは中日新聞夕刊
11月のこの地区のコンサート情報
その中に宗次ホールの今回聴きに行ったものが紹介されていた
と言っても中日新聞の記事では記憶に残っているのは
ベートーヴェンの5番の交響曲をリスト編曲のピアノで行う
ということだけ

なにか面白そう!
最近コンサートに行っていないから久しぶりに出かけようか
と急遽チケットを予約した



宗次ホールでは最初あえてプログラムをもらわなかった
プログラムを知らないほうが新鮮に聴けそうな気がしたから

それは見事に的中
最初の曲は知らない曲だった
でも何か日本のメロディーっぽい
2楽章になるとフーガみたいな、ショスタコーヴィッチみたいなテイスト
やっぱり日本人のつくった曲かな?
そんなことを思いながら聴いていた

後でプログラムをもらおうっと
聞きながらずっとそんなことばかり考えていた

二曲目は聴いたことのあるような曲
靄がかかったみたいなこの感じはシューマンかな
やっぱりプログラムで確認しよう

その後はこの出だし、音の使い方、リストに違いない

それからショパンの英雄ポロネーズに
シューマンの靄のかかった音色と比べると
なんと音が前に出るというか響きやすい音楽だろう
ピアノの特性はショパンのほうが十分発揮してる感じ

ということで休憩時に手にしたプログラムは以下のもの


後半、お待ちかねベートーヴェンの5番
CDではリスト編曲のピアノ番の3番と6番をカツァリスで持っているが
聴いてる最中にオーケストラの音が聞こえる(連想して)
さて実演はどうか?

この曲はあの有名な動機・テーマを元に
統一的な構成になっているとか徹底的に展開し尽くしているとか
言われるけれど、聴いている方とすれば感情の爆発のような印象を
拭い切れない

音というより音響
ゲーテが何か文句言ったのもうなずける
音色がどうのこうの言う前に感情が前に前にでてくる

ベートーヴェンの作品では正直なところ5番より
3番のほうが完成度は高いのではと思ったりする

2楽章の途中、不意に第9の3楽章の変奏部分を思い出した
そして終楽章も最後のところでやはり第9のコーダの部分を連想した
やっぱり第9までつながっているということか

やはり実際にコンサート会場まで行って聴くと
いろんなことを感じるものだとつくづく思う

生きていくのに必要不可欠ではないかもしれないが
無いとつまらない世界となってしまう音楽とか絵画(いわゆる芸術)

宗次ホールのフレンド会員に登録したから
いいのがあったらもう少し聴くことにしようかな
コメント
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